蓮花寺駅

蓮花寺駅の概要

蓮花寺駅（れんげじえき）は、三重県桑名市に位置する三岐鉄道北勢線の駅です。駅番号はH04で、1914年4月5日に北勢鉄道として開業し、以来多くの歴史を刻んできました。

歴史

蓮花寺駅の歴史は、1914年の開業から始まります。最初は北勢鉄道の駅でしたが、1934年には社名変更により北勢電気鉄道となりました。続いて、1944年には会社合併により三重交通の駅となり、1964年に三重電気鉄道の駅を経て、1965年には近畿日本鉄道に統合されました。

1977年にはホームが延伸され、2003年には事業譲渡を受け三岐鉄道の駅として新たなスタートを切りました。2007年には駅舎内に自動券売機や自動改札機が設置され、これにより北勢線全駅に自動改札機や券売機が導入されました。

2008年12月には駅が新しい場所へ移転し、駅舎やホーム、新たな駅前広場が整備されました。これにより、駅利用者の利便性が向上しました。特に、自動改札機が増設され利便性がさらに向上し、2009年には桑名市のコミュニティバスも駅前に乗り入れを開始しました。

駅の構造

蓮花寺駅は、1面1線の単式ホームを持つ地上駅です。ホームはU字ブロックとコンクリート板で構成されており、待避も可能です。北勢線内で唯一、電車接近表示灯が設置されています。駅舎は平屋建てで、南側に位置し、改札内には多目的トイレや待合室があります。

駅舎内には自動券売機や自動改札機があり、利用者は乗車券や回数券を購入可能ですが、定期券の購入はできません。監視カメラが設置されており、東員駅からの遠隔監視が行われています。駅員は常駐していませんが、安心して利用できる環境が整っています。

駅前広場は、在良地区市民センターの駐車場を拡張した形でデザインされており、利用者用の無料駐車場も完備されています。駅前にはキスアンドライドのスペースがあり、駐車場内での車の転回も可能です。また、駅前北西側には44台分の無料駐輪場があります。

バリアフリー対応

新設された駅はバリアフリーに配慮した設計となっており、視覚や身体に障害のある利用者もアクセスがしやすいように工夫されています。これにより、様々な利用者にとって快適な環境が整備されています。

利用状況と周辺施設

「三重県統計書」によると、蓮花寺駅の1日の平均乗車人員は一定の推移を見せており、地域に根付いた重要な交通拠点となっています。周辺には桑名市立在良小学校や農業協同組合などがあり、地域社会の一部として機能しています。

このように蓮花寺駅は、長い歴史と共に地域の交通の要所としての役割を果たしてきた、利用者にとって重要な駅です。

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