藤枝総合運動公園サッカー場

藤枝総合運動公園サッカー場について

藤枝総合運動公園サッカー場は、静岡県藤枝市に位置する専用のサッカースタジアムで、藤枝総合運動公園内に設けられています。この施設は藤枝市が所有し、藤枝市サッカー協会グループがその運営を担っています。

概要

サッカー場は2002年5月に完成し、その際に都市再生機構が公園全体の整備を行いました。スタジアムはすぐに、2002 FIFAワールドカップのセネガル代表のキャンプ地として使用されました。それに加え、2003年には第58回国民体育大会のサッカー競技の主会場にもなりました。現在、このスタジアムは日本プロサッカーリーグ（Jリーグ）の藤枝MYFCが主に使用していますが、J2ライセンスを取得するための要件を満たすために、改修工事が進行中です。

施設の詳細

藤枝総合運動公園サッカー場は、約28,000平方メートルの敷地に鉄筋コンクリート製のメインスタンドとバックスタンドを備えています。メインスタンドは5,100人、バックスタンドは3,860人を収容可能ですが、実際にJリーグでの入場者数は、メインスタンドとバックスタンド、更に立見席を加えて10,057人とされています。

スタジアムのピッチはティフトン芝が敷かれ、サイズは105メートル×68メートルです。また、北側には得点表示専用の電光掲示板が設置されており、メインスタンドとバックスタンドの両方には照明設備が整っています。照明は最大1,000ルクスの明るさを誇り、ナイトゲームの開催も可能です。

さらに、メインスタンド内にはサッカーに関する展示スペース「サッカーギャラリー」が設けられており、2002 FIFAワールドカップに参加したセネガル代表や地元出身の著名選手の紹介などが行われています。

改修工事の進展

藤枝MYFCがJ2ライセンスを取得するためには、観客席の屋根の設置と照明の向上が求められていました。これに対応するため、藤枝市は2020年度の予算で1億1300万円を計上し、観客席の増設と大型映像装置の設置に取り組んでいます。この計画は都市再生機構によって進められ、フルカラーLEDの大型映像装置が南側サイドスタンドに設置される予定です。この設備は2022年3月に完成しています。

また、照明設備についてもLEDライトに更新され、輝度は1,500ルクスに向上しています。さらなる改修として、バックスタンドの固定席が新設される予定で、こちらの工事は2022年5月に開始され、2024年1月に完成する見込みです。

アクセス情報

藤枝総合運動公園サッカー場へのアクセスは、JR藤枝駅から約5キロメートル離れています。公共交通機関を利用する場合、藤枝市の自主運行バスやしずてつジャストラインのバスが運行されており、試合日のシャトルバスも利用可能です。自動車の場合は、国道1号藤枝バイパスや東名高速道路などからアクセスでき、駐車場は1400台分が用意されています。

その他の施設

藤枝総合運動公園には、陸上競技場、グラウンドゴルフ場、多目的広場、スケートパーク、野球場などが併設されており、地域のスポーツ活動を支えています。

エピソード

2006年には、Jリーグプレシーズンマッチが同スタジアムで開催されましたが、大雨の影響で試合は前半で中止となりました。このエピソードは地域のサッカーファンにとって記憶に残るものとなっています。

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