西台駅

西台駅:東京都板橋区の交通拠点



西台駅は、東京都板橋区高島平に位置する都営地下鉄三田線の駅です(駅番号:I 24)。開業当初は志村西台町という地名でしたが、区画整理を経て現在の高島平となりました。駅名「西台」は、駅から南に500メートル離れた地域(旧志村西台町の南部)の町名です。

駅の歴史と変遷



1968年の三田線開業と同時に開業した西台駅は、当初東口のみの出入口でした。高島平地区住民にとっては不便な状況が続きましたが、2003年板橋区議会で西口新設が決定、2004年3月31日に西口が開設されました。

ホームは当初6両編成に対応した長さでしたが、8両編成化にあたって西側を延長する必要がありました。しかし、西端には乗務員交替用の階段があったため、運行を維持したままの工事となり、三田線の中では8両編成対応が最も遅れた駅となりました。西口建設時にも、既存の乗務員交替用階段が建築基準を満たさず、結局建て替えられました。

西台駅では上下線とも運転士の交代が行われるため、停車時間が他の駅より長く設定されています。

年表

1968年昭和43年)12月27日都営地下鉄6号線(後の三田線)開業と同時に西台駅開業
1978年昭和53年)7月1日:6号線が三田線に改称
2004年(平成16年)3月31日:西口出入口新設、従来の出入口を東口に改称
2005年(平成17年):西高島平方面のエレベーター完成により西口完成
2007年(平成19年)3月18日PASMO利用開始
2008年(平成20年)12月1日:西口無人化(自動改札機は使用可能)
2009年(平成21年)3月1日:西口営業時間を始発から終電に拡大
2015年(平成27年)3月24日:1番線ホーム待合室使用開始
2016年(平成28年)1月22日:駅名標下に「大東文化大学前」広告設置

駅構造と設備



西台駅は相対式ホーム2面2線の高架駅です。東口にはコンコースとホームを結ぶエスカレーターと昇降機、西口にはエレベーターが設置されています。冷水器はありません。駅構内には、隣接する東京都交通局志村車両基地との関係から、乗務員の交代所が設置されています。

利用状況



2022年度の1日平均乗降人員は約22,647人です。近年は、乗降人員の増加傾向が見られます。(詳細な数値は東京都統計年鑑を参照)

駅周辺情報



西台駅の周辺は、高島平地区と蓮根地区にまたがっています。東口にはタクシー乗り場のある駅前ロータリーがあり、北側には志村車両基地と都営西台住宅があります。周辺には、商業施設、金融機関、学校、公共施設などが立地しています。西口周辺には高島平中央総合病院や大東文化大学板橋キャンパスがあります。

東口周辺: ダイエー西台店、三井住友銀行高島平支店、トミコシ会館、板橋区立志村福祉事務所、板橋区立障害者福祉センター、UR都市機構新蓮根団地、大東文化大学板橋キャンパス、大東文化大学第一高等学校、板橋区立西台中学校、板橋区立高島第六小学校、巣鴨信用金庫高島平支店、コモディイイダ高島平店など

西口周辺: 高島平中央総合病院、大東文化大学板橋キャンパスなど

その他: 国際興業バスの停留所「西台駅」があり、複数の路線が運行されています。

隣の駅



都営三田線
蓮根駅 - 西台駅 - 高島平

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