西大島駅

西大島駅（にしおおじまえき）

東京都江東区大島二丁目に所在する、東京都交通局が運営する都営地下鉄新宿線の駅です。駅には「S 14」という駅番号が付与されています。駅の所在地は、主要幹線道路である明治通りと新大橋通りの交差点付近にあたり、周囲は江東区の大島一丁目から四丁目に囲まれています。

歴史

西大島駅は、都営地下鉄新宿線の駅として1978年（昭和53年）12月21日に営業を開始しました。その後、利用者の利便性向上への取り組みが進められ、交通系ICカードである「PASMO」のサービスが利用できるようになったのは2007年（平成19年）3月18日からです。

駅構造

当駅は地下に構築された駅施設を有しており、中央に一本のプラットホームを設け、その両側に列車が発着する線路を配置した島式ホーム1面2線の形態をとっています。駅の階層構造は、地下一階に駅利用者のためのコンコースや改札口が設置されており、そこから階段やエスカレーターなどを通じて地下二階にあるホームへとアクセスするようになっています。バリアフリー設備の拡充も図られており、2006年にはA4出入口に加えて、改札階と地上部、さらには改札階とホーム階をそれぞれ連絡するエレベーターが新たに設置され、移動がより円滑に行えるようになりました。

利用状況

近年における西大島駅の利用状況を見ると、2023年度には1日平均で26,736人の乗降人員が記録されています。この数値は、都営地下鉄が公表しているデータに基づいています。具体的には、乗車人員が13,376人、降車人員が13,360人となっており、ほぼ同数の利用者が乗降していることが分かります。これらの数字は、周辺地域からの通勤・通学者や、後述する駅周辺の商業施設への訪問者など、様々な目的で当駅が利用されていることを示唆しています。

駅周辺

駅は、明治通りと新大橋通りが交わる地点のごく近くに位置しており、周辺地域は江東区大島の各丁目（一丁目から四丁目）によって構成されています。このエリアは生活関連施設や商業施設が集積しており、地域住民の生活を支える拠点となっています。特に、大型ショッピングセンターである「アリオ北砂」が駅の主要なランドマークの一つとして挙げられます。その他にも、多様なジャンルの飲食店や、日用品などを扱うリサイクルショップが多数点在しており、賑わいを見せています。また、地域の中核を担う城東郵便局も駅近くに所在しています。

バス路線

西大島駅を利用する際のバス交通としては、新大橋通りと明治通りの交差点付近に設置されている「西大島駅前」バス停留所が最寄りとなります。このバス停からは、東京都交通局が運行する複数の路線バスが発着しており、駅を起点とした地域内の移動や、周辺他地域へのアクセスを可能にしています。

隣の駅

都営地下鉄新宿線における西大島駅は、各駅停車が停車する駅です。急行列車は当駅には停車せず、通過扱いとなります。各駅停車の運行においては、住吉駅（駅番号S 13）と大島駅（駅番号S 15）の間に位置しています。

西大島駅は、江東区大島地区の交通結節点として、地域の発展と住民の日常生活を支える重要な役割を果たしています。

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