西浜田駅

西浜田駅について

西浜田駅（にしはまだえき）は、島根県浜田市熱田町に存在する西日本旅客鉄道（JR西日本）山陰本線の駅です。この駅は1922年に石見長浜駅として開設され、長い歴史を持っています。開設当初は客貨扱いが行われていましたが、1949年には現在の名称に変更されました。それ以降も、様々な変遷がありました。

駅の沿革

西浜田駅は、1922年（大正11年）3月10日に、鉄道省の山陰本線が浜田駅から周布駅へ延伸された際に開設されました。初めは石見長浜駅という名称でした。1949年には現在の西浜田駅に改名され、1955年には浜田港線が開通し、貨物支社の役割も担うようになりました。しかし、1982年には貨物取扱が廃止され、浜田港線も同時に廃止となりました。

1985年には、荷物扱いも廃止され、無人駅に移行。1987年の国鉄分割民営化以降はJR西日本の駅として運営されるようになり、その後一時的に有人駅化しましたが、1990年には再び無人駅となりました。1993年には、乗車駅証明書発行機が設置され、利便性が向上しました。

駅構造

西浜田駅は相対式ホームが2面、2線の構造を持っています。この駅では、上り側のホームが列車の発着および通過に利用され、奥のホームが下り側の列車に対応しています。また、両ホームは跨線橋で繋がれています。駅舎は木造で、かつては今の2倍ほどの長さがありましたが、無人駅化に伴い事務室部分が解体され、現在は小型の駅舎となっています。駅舎内には自動券売機も設置されており、便利に利用できます。

2023年には、JR西日本が「駅設備のシンプル化構想」の一環として、駅舎やトイレなどの撤去を行い、小規模な待合所や駐輪場を新設する計画を浜田市に伝えました。

利用状況

西浜田駅の利用状況については、2022年度の1日当たり平均乗車人員は118人でした。これは、過去の年度と比較するとかなり減少しています。2004年度の297人、1994年度の404人、1984年度の560人から見ても、近年の乗客数の減少が顕著であることがわかります。この地域の交通事情や人口の変化が影響を及ぼしていると考えられます。

駅周辺

西浜田駅の周辺には、静かな住宅地や自然が広がっており、地域の人々にとって重要な交通の要所とされています。駅は浜田市の中心から少し離れていますが、行き交う人々にとっての利便性は確保されています。

まとめ

西浜田駅は、長い歴史を持つ駅であり、多くの人々に利用されてきました。無人駅化に伴う変化や、最近の簡素化計画が進行する中でも、この駅が地域に与える影響は大きいです。これからも地元の交通手段として重要な役割を果たし続けることでしょう。

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