豊南高等学校

豊南高等学校



豊南高等学校は、東京都豊島区高松に所在する私立高等学校です。1942年に男子校として設立され、その後女子部が設置されましたが、2004年に男女共学へと移行しました。長年にわたり、地域社会に貢献し、数多くの卒業生を輩出してきました。

歴史



豊南高等学校の歴史は、1942年に財団法人豊南学園が創立され、男子校として豊南商業学校が設置されたことから始まります。

  • - 1942年：男子校として豊南商業学校が設立。
  • - 1944年：豊南工業学校が併設。
  • - 1947年：新制の豊南中学校が設置（1957年に休校、1984年に廃止）。
  • - 1948年：豊南商業学校と豊南工業学校が統合され、豊南高等学校普通科となる。
  • - 1954年：豊南高等学校女子部が新設され、男女別学制となる。
  • - 1962年：商業課程（商業科）が設置。
  • - 1990年：創立50周年を記念し、全教室に冷暖房設備を導入。
  • - 2001年：カフェテリアが設置。男女別学時代には、男女でテーブルが分けられていた。
  • - 2004年：男女共学化。同時に制服が改定され、普通科にコース制（進学・選抜・特進コース）を導入。
  • - 2007年：商業課程（商業科）の生徒募集を停止。
  • - 2008年：4学期制を導入。
  • - 2011年：進学II類を廃止。
  • - 2016年：第2校舎と体育館（アリーナ）を新設。第1校舎と第2校舎を結ぶ空中路も完成。

学校生活



現在の校舎は、1999年に建設された第1校舎と、2016年に新設された第2校舎、体育館（アリーナ）で構成されています。校舎間は空中路で繋がれており、生徒の移動がスムーズです。隣接する豊南幼稚園の園舎も新築されており、教育環境の整備が進んでいます。

2005年度の共学化以降、生徒数は増加しており、2007年度には商業科の募集が停止されました。旧校舎は進学コース、新校舎は選抜・特進コースの生徒が利用しています。

2008年度からは4学期制が導入され、週6日制で年間240日以上の授業時間が確保されています。平日は6時限授業で終了し、部活動や補習に参加しやすくなっていますが、長期休暇は他の3学期制の学校に比べて短いです。休暇中も各コースごとに勉強合宿や特設講習が実施されます。

学科



  • - 普通科: 特進コース、選抜コース、進学コースが設置されています。
  • - 商業課程（商業科）: 2007年度より募集停止。

校則



校則は厳しく、特に頭髪検査や服装に関する規定が厳しいです。女子生徒の化粧やピアス穴、服装も厳しくチェックされ、違反が繰り返されると自宅謹慎などの処分が下されます。

2011年度からは夏季にノーネクタイが認められていますが、夏服期間はネクタイやリボン、ブレザーの着用が禁止されています。ただし、学校指定のベストやセーターは年間を通じて着用可能です。

携帯電話の使用は校内で禁止されており、校内では電源を切る必要があります。違反した場合は担任教師に没収され、反省文を提出後に返却されます。複数回没収されると、解約を求められることもあります。生徒は携帯電話各社のフィルタリングサービスへの加入が義務付けられています。

部活動



運動部



  • - 剣道部
  • - 卓球部
  • - バレーボール部
  • - 陸上競技部
  • - サッカー部
  • - ソフトボール部
  • - 水泳部
  • - 軟式野球部
  • - チアリーダー部
  • - 硬式テニス部
  • - 硬式野球部
  • - フットサル部
  • - バスケットボール部
  • - ソフトテニス部
  • - バドミントン部
  • - ダンス部

文化部



  • - 吹奏楽部
  • - パソコン部
  • - アコースティック・ギター部
  • - 調理部
  • - 茶道部
  • - 軽音楽部
  • - 執筆部
  • - ハンディクラフト部
  • - 手話部
  • - 芸術部
  • - 放送部
  • - サイエンス部
  • - 英語部

運動部では、ソフトテニス部が全国大会に複数回出場しています。硬式野球部は、1981年に夏の甲子園東東京予選大会決勝に進出しましたが、準優勝に終わっています。文化部では、吹奏楽部が東京吹奏楽コンクール新人戦で金賞を受賞するなど、実績を残しています。

学校行事



  • - 1月：新年事始め：始業式後に行われ、校長からの新年の挨拶や書き初めなどが行われます。軽音楽部のミニコンサートや豚汁試食会も行われます。
  • - 6月：銀杏祭（体育祭の部）：学校のグラウンドが狭いため、都内の競技場を借りて開催されます。
  • - 9月：銀杏祭（文化祭の部）：防犯上の理由から入場制限があり、在校生からの招待がないと入場できません。招待客は在校生が責任を持てる者に限られます。また、校内での調理に火気の使用が禁止されています。

男女別学時代



豊南高等学校は、1942年の創立から1954年まで男子校でしたが、その後女子部が設置され男女別学制となりました。学校行事は男女別に行われ、校舎も別々でした。校内での男女生徒間の交流は禁止されており、通学路も異なっていました。

別学時代の制服



  • - 男子部：黒の詰襟学生服。襟章の色で普通科と商業科を区別。学帽も存在しました。
  • - 女子部：紺色のセーラー服。襟には2本の白ライン、黒のスカーフを着用。胸当ての真珠の数で学年を示しました。

別学時代の昼食



昼食は弁当の持参のほか、学校で注文することも可能でした。2001年にカフェテリアが設置されましたが、当初は男女別でテーブルが分けられていました。

主な出身者



政治




芸能




スポーツ




交通



鉄道




バス



  • - 国際興業バス 池02系統（池袋駅西口〜熊野町循環）・池03系統（池袋駅西口〜要町循環）「高松小学校」停留所下車

系列校




脚注



外部リンク



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