赤坂インターシティAIR

赤坂インターシティAIR：国際都市東京の顔

2017年9月にオープンした赤坂インターシティAIRは、東京都港区赤坂一丁目に位置する地上38階、地下3階建ての超高層複合ビルです。国際戦略総合特別区域「アジアヘッドクォーター特区」および特定都市再生緊急整備地域に指定された再開発事業の一環として建設され、緑豊かな環境と先進的な設備を融合させた、東京を代表するランドマーク的な存在となっています。

緑と潤いを取り戻した再開発

かつて溜池が存在したこのエリアは、明治時代の埋め立てにより緑を失っていました。再開発事業では、日鉄興和不動産（現：日鉄興和不動産）が中心となり、5000㎡を超える広大な緑地空間を創出。里山をイメージした植栽や、溜池の歴史を偲ばせる水辺空間を設けることで、緑豊かな環境を取り戻しました。この緑地は、ビル全体を包み込むように設計されており、周辺環境との調和にも配慮されています。

多様な機能を備えた複合施設

赤坂インターシティAIRは、オフィス、商業施設、住宅、会議室など、多様な機能を備えた複合施設です。地下1階から地上4階までは、店舗やレストランが入居するパブリックエリア。5階以上は、広々としたオフィススペースとなっており、2階にはエントランスロビーを設けています。地下1階には、サンクンガーデンを介して溜池山王駅に直結する連絡通路があり、利便性も抜群です。

また、3階と4階にはハイグレードな会議室「赤坂インターシティコンファレンス」を備え、ビジネスシーンにも最適な環境を提供。5階から12階には、高級賃貸住宅「赤坂AIRレジデンス」があり、快適な居住空間も提供しています。

先進的な設備と環境性能

赤坂インターシティAIRは、先進的な設備と高い環境性能を誇ります。制振装置の採用による地震対策、非常時電力供給システムなど、BCP対策も万全です。環境性能評価では、CASBEE Sランク、DBJ Green Building認証 Five Stars、東京都省エネルギー性能評価書制度最高ランクAAAを取得しており、環境への配慮も徹底されています。

「インターシティ」シリーズの旗艦ビル

赤坂インターシティAIRは、日鉄興和不動産の「インターシティ」シリーズの5つ目のプロジェクトであり、同社の旗艦ビルとして位置付けられています。その名称である「AIR」は、「Akasaka Icchome Re-development」の略称であり、緑豊かな環境と、空に伸びゆく建物のイメージを表しています。

優れたアクセスと周辺環境

東京メトロ銀座線・南北線「溜池山王駅」に直結しており、交通アクセスも抜群です。周辺には、駐日アメリカ合衆国大使館、アークヒルズ、ホテルオークラ東京などの著名な施設が隣接し、国際的な雰囲気に包まれた環境です。赤坂・虎ノ門緑道構想にも積極的に参加し、地域社会への貢献にも取り組んでいます。

主要テナント

オフィス、商業施設ともに、多くの有名企業やブランドが出店しています。主なテナントには、NTTドコモグループ、日本マスタートラスト信託銀行株式会社、SREホールディングス株式会社、グラクソ・スミスクライン株式会社、セコム株式会社東京本部、日鉄興和不動産株式会社、スカパーJSAT株式会社、アクセンチュア株式会社などがあります。

受賞歴

赤坂インターシティAIRは、その優れた設計と環境性能が高く評価され、数々の賞を受賞しています。

CASBEE-ウェルネスオフィス認証 Sランク (2019年)
BCS賞 (2019年)
* グッドデザイン賞 (2018年)

まとめ

赤坂インターシティAIRは、緑豊かな環境と先進的な設備を融合させた、東京を代表する超高層複合ビルです。優れたアクセス、多様な機能、高い環境性能を備え、国際都市東京の新たなランドマークとして、今後も発展を続けていくでしょう。

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