越中荏原駅

越中荏原駅の情報

越中荏原駅（えっちゅうえばらえき）は、富山県富山市向新庄町に位置する富山地方鉄道本線の駅です。駅番号はT05です。

歴史

越中荏原駅は、1931年11月7日に島村停留場として設立されました。その後、1945年には「島村停車場」に改称し、さらに同年の9月21日には「越中荏原駅」に名称が変更されました。1968年には、現在の位置に駅舎が移転し、混雑する乗降客に対応するために、駅舎の外に改札口が設けられることとなりました。このような改修は、当時の地鉄駅では越中荏原駅のみの特色でした。

2010年、駅舎が改築され、工事には約7,000万円がかけられました。この改築により、駅舎の面積は従来の約1.5倍である約167㎡に拡大され、杉材を中心に使用した設計が施されています。新しい駅舎には多目的トイレやホームへアクセス可能なスロープも整備され、利用者の利便性が向上しました。なお、旧駅舎では1970年代に「越中そば」というそば屋が営業しており、終わりの頃には自動販売機のコーナーが設けられていました。

駅構造

越中荏原駅は、島式ホーム1面2線を持つ地上駅です。ICカード専用の改札機が設置されており、早朝や夜間は無人駅となりますが、その他の時間帯には駅員が配置されています。これは、利用者に安全で快適なサービスを提供するためです。

利用状況

2010年時点での利用者数は1日当たり約2,000人に達し、富山地方鉄道本線の中では電鉄富山駅に次いで多い利用状況を誇ります。また、2019年度には日平均の乗車人員が1,015人であることが報告されており、近年の平均利用者数は着実に安定しています。

駅周辺の施設

越中荏原駅周辺には、富山第一高等学校や富山県技術専門学院、富山第一銀行荏原支店など、地域の重要な施設が点在しています。また、中越パッケージの富山工場や富山自動車学校、さらに富山県立富山視覚総合支援学校も近隣に位置しています。これらの施設は、地域の交通需要にも寄与し、駅の利用状況を支えています。

隣接駅

越中荏原駅の隣駅は、東新庄駅（T04）で、次の駅は越中三郷駅（T06）です。また、特急や快速急行が通過し、急行（上りのみ運転）や普通列車が停車します。

関連情報

越中荏原駅は、地域の交通を支える重要な役割を果たしており、周辺施設との連携により地域住民に便利な交通手段を提供し続けています。本駅に関する詳細は、富山地方鉄道の公式ウェブサイトで確認することができます。

もう一度検索