農学部前駅

農学部前駅（のうがくぶまええき）

農学部前駅は、香川県木田郡三木町池戸に位置する、高松琴平電気鉄道長尾線の駅です。駅番号はN11。

駅構造

単式ホーム1面1線を有する地上駅で、駅舎はありません。駅への出入り口は、池戸方面の踏切と、駅中央から平木方面への2箇所に設けられています。

利用状況

1日の平均乗降人員は以下の通りです。

※具体的な乗降人員データは省略

駅周辺

駅周辺には、以下の施設があります。

香川大学三木町農学部キャンパス（農学部）：駅のすぐ近くに位置しますが、隣の池戸駅からもアクセス可能です。池戸駅から農学部の東門までは数百メートルしか離れていないため、高松方面からの通学者は池戸駅を利用する人もいます。
三木郵便局
農学部前バス停
香川県道42号小蓑前田東線
香川県道12号三木国分寺線

歴史

農学部前駅は、1912年（明治45年）に高松電気軌道の田中道駅（たなかみちえき）として開業しました。開業当時の駅名は、駅の西口に接続する町道「田中道」（三木町道池戸田中線）に由来します。この道路は、当時田中村（現在の三木町田中）へ至る主要な道でした。現在は香川県道42号小蓑前田東線がその役割を担っています。

駅名が変更された現在も、駅西側にある踏切は「田中道踏切」と呼ばれており、開業当時の駅名を今に伝えています。田中道駅から、かつての田中村の中心部までは、吉田川の堤防沿いの道を南へ約40分ほど歩いた場所に位置していました。

駅名の変遷は以下の通りです。

1. 田中道駅（1912年 - 1950年）
2. 農大前駅（1950年 - 1958年）
3. 農学部前駅（1958年 - 現在）

「農学部前駅」という駅名は、その前身である「農大前駅」とともに、駅の開業当初から存在した香川県立農科大学（旧・木田郡立乙種農学校→木田郡立甲種農林学校→香川県立農林学校→香川県立木田農林学校）にちなんでいます。1950年に香川県立農科大学が設立され、1958年に同大学が香川大学農学部として移管されたことに伴い、駅名が改称されました。

略歴

1912年（明治45年）4月30日：高松電気軌道の田中道駅として開業。
1943年（昭和18年）11月1日：会社合併により、高松琴平電気鉄道長尾線の駅となる。
1950年（昭和25年）4月10日：農大前駅に改称。
1958年（昭和33年）2月1日：農学部前駅に改称。

隣の駅

高松琴平電気鉄道

■長尾線

池戸駅（N10） - 農学部前駅（N11） - 平木駅（N12）

参考文献

(高松琴平電気鉄道の公式サイトなど参考文献を追記)

関連項目

日本の鉄道駅一覧
農大前駅

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