近藤弘樹

近藤 弘樹 (Kondou Hiroki)

基本情報

• - 生年月日: 1995年6月27日
• - 出身地: 広島県広島市安佐北区
• - ポジション: 投手 (育成選手)
• - 投打: 右投右打
• - 所属チーム: 東京ヤクルトスワローズ

経歴

プロ入り前

近藤は広島市立三入東小学校の4年生からソフトボールを始め、その後三入中学で軟式野球に転向しました。広島市立安佐北高校では、夏の選手権広島大会でベンチ入りしたものの、3年生の時には3回戦で敗退しました。岡山商科大学に進学後は、リーグ戦での活躍が目立ち、2年時には5勝を挙げ、同期生の蔵本と共にダブルエースとして注目を浴びます。

大学4年の春季リーグ戦では7勝1敗、防御率1.00という素晴らしい成績を残し、MVPとベストナインに選出されるなどチームをリーグ優勝に導きました。全日本大学野球選手権大会でも目立った投球を披露し、スカウトからの注目を集めました。2017年のドラフトで東北楽天ゴールデンイーグルスから1位指名を受け、プロ選手としてのキャリアをスタートしました。

楽天時代

新人として迎えた2018年、近藤はプロ初登板を果たしますが、右脚の痙攣により降板し、初黒星を喫します。2020年には戦力外通告を受けることになりますが、その間に故障による影響について報じられるも、本人はそれを否定しました。

ヤクルト時代

近藤は楽天時代の投手コーチである伊藤智仁の後押しを受け、2020年12月に東京ヤクルトスワローズと育成契約を結びました。2021年には一軍に振り分けられ、オープン戦でも好投し、早々に支配下契約へと移行しました。開幕戦ではリリーフとして登板し、連続無失点を達成するなど好調なスタートを切りました。

しかし、5月には肩を痛め、シーズンの大半を欠場する事態となります。2022年は再び二軍での生活を余儀なくされ、コロナウイルスにも感染しました。2023年には実戦復帰を果たし、素晴らしい成績を残しているものの、その道のりは平坦ではありませんでした。

選手としての特徴

近藤はその恵まれた体格から153km/hを超える速球を投げることができ、多彩な変化球も駆使します。特にヤクルトに入団後は、シュートを投球の中心に据えるようになり、その変化球が評価されています。一方で、打たせて取るスタイルを意識しており、ゴロアウトを多く取ることが得意です。

私生活

愛称は「こんちゃん」。憧れの選手には黒田博樹を挙げており、家族を養う責任感からいつも現役を続けたいと語っています。近藤は娘が生まれた際に、家族を支えるために現役を続ける決心を固めたと話しており、その姿勢は彼の人間性を表しています。

近藤弘樹の今後の成長と活躍が期待される中、彼は日々の練習を重ねています。

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