道下大樹

道下 大樹（みちした だいき）について

道下大樹は1975年12月24日に北海道上川郡新得町で生まれた日本の政治家であり、立憲民主党に所属する現職の衆議院議員です。彼は2期目を迎え、また元北海道議会議員としても3期の経験があります。多岐にわたる経歴を持つ道下は、地元北海道の為に様々な政策に取り組んでいます。

学歴と初期の活動

道下は新得町で生まれた後、苫小牧市、八雲町、留萌市、旭川市と転居を重ねました。彼は八雲町立八雲小学校を経て、留萌市立沖見小学校、そして旭川市立北鎮小学校に転校し、最終的に同校から卒業しました。さらに、旭川市立啓北中学校、北海道旭川東高等学校を経て、中央大学法学部法律学科を卒業しています。

学校時代から積極的な活動をしており、小学校では野球部、中学校では卓球部、合唱部に属し、生徒会の副会長も務めました。高校でも卓球部に参加し、大学時代には弁論部に所属しながら生協学生委員長を務めていました。彼は政治活動に関心を持ち、早い段階から議論に参加していたことが伺えます。

政治キャリアのスタート

1998年に北海道知事を退任した元衆議院議員の横路孝弘の事務所に入所し、その後札幌事務所で秘書としてのキャリアをスタートさせました。2006年からは横路の公設第一秘書として政治経験を深めました。2007年には北海道議会議員選挙に民主党公認で立候補し、札幌市西区選挙区で初当選を果たしました。以降、2011年および2015年の道議選でもトップの得票数で再選されています。

衆議院選挙への出馬

2016年、横路の政界引退が発表され、道下は次期総選挙において北海道1区からの立候補が決定されました。2017年9月26日に衆議院議員選挙に出馬するため道議会議員を辞職、その後立憲民主党が設立されると道下は同党からの立候補を表明。選挙戦では憲法第9条の改正に反対し、平和安全法制の廃止を訴えました。これにより、野党共闘が実現し、道下は支持を集め、2017年の選挙で初当選を果たしました。

2020年には立憲民主党と国民民主党が合流し、新しい立憲民主党が結党される際にも参加。2021年の衆議院議員選挙では再選を果たしました。

政策と主張

道下の政治的立場は明確であり、特に日本国憲法第9条の改正に反対し、緊急事態条項の創設についても否定的です。彼はアベノミクスには評価しない立場をとっており、原子力発電は将来的には廃止すべきとの見解を持ちます。また、日本の核武装については「将来にわたって検討すべきでない」とし、女性宮家の創設や国会議員の被選挙権年齢の引き下げにも賛成の意向を示しています。

道下は、食料自給率を上げるために、長期的かつ安定的な経営支援が必須であると強調しています。彼は農業政策にも注力し、その重要性を訴えています。

プライベートと人間関係

道下には妻と3人の娘がいる5人家族です。料理が得意で、スモークサーモンの押し寿司や焼き魚、ロールケーキが好物です。立憲民主党代表の泉健太とは大学時代の弁論部での活動を通じて意気投合した仲であり、今でも政治的な連携があります。

道下大樹は、北海道の代表として国政に携わり、地域貢献と国民の声を政治に反映させるべく努力しています。

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