郵便局留め

郵便局留めとは

郵便局留め（局留め）とは、郵便物などを自宅へ配達してもらうのではなく、指定した郵便局で受け取ることができるサービスです。主に、ネット通販や個人間取引で、家族に知られたくない郵便物を受け取りたい場合や、企業が大量の郵便物を一括で受け取りたい場合に利用されます。

概要

局留めは、以下のような特徴があります。

幅広い郵便物に対応: 普通郵便、書留、速達、ゆうパック、レターパック、クリックポスト、代引、着払、国際郵便など、ほとんどの郵便物で利用可能です。
事前の手続き不要: 利用にあたって、事前に郵便局での手続きは必要ありません。
手数料は不要: 局留めを利用しても、特別な手数料は発生しません。
全国の郵便局で利用可能: 一部の簡易郵便局を除き、全国のほとんどの郵便局で利用できます。

ただし、以下の点に注意が必要です。

他社の宅配便は不可: 日本郵便以外の宅配便やDM便は局留めにできません。
チルド・冷凍ゆうパックの注意: 一部の郵便局では冷蔵・冷凍設備がないため、受け取り場所が限定される場合があります。
役所・金融関係の郵便物: 住所確認が必要な郵便物は、局留めができない場合があります。
郵便局からの連絡はない: 郵便局に到着しても、原則として郵便局からの連絡はありません。

局留めで発送する方法

局留めを利用する場合、宛先の書き方が通常と異なります。具体的には、以下の点を記載します。

受取人の住所
受取人の名前
受け取りたい郵便局の郵便番号
（受け取りたい郵便局名）留

その他の部分は、通常の郵便物と同じです。窓口で申し出る必要はなく、ポスト投函も可能です。送料も通常と同じです。

受け取り方法

郵便物が郵便局に到着したら、以下の手順で受け取ることができます。

1. 郵便窓口へ行く: 郵便局の郵便窓口（ゆうゆう窓口含む）へ行きます。
2. 局留めであることを伝える: 窓口で「局留めを取りに来ました」と伝えます。
3. 必要事項を伝える: 氏名、郵便物の種類、個数を伝えます。追跡番号がある場合は、追跡番号も伝えましょう。
4. 本人確認書類を提示: 運転免許証、個人番号カードなどの公的な身分証明書を提示します。もし、これらの証明書がない場合は、健康保険証などの公的証明書と、学生証や社員証などの顔写真付きの証明書が必要です。詳細については、受け取りたい郵便局で確認してください。
5. 料金を支払う: 代引や着払いの場合は、窓口で料金を支払います。

受け取り時間は、その郵便局の窓口営業時間内です。

留め置き（不在届）との違い

局留めと似た制度に「留め置き（不在届）」がありますが、これらは異なる制度です。留め置きは、自宅に配達された郵便物が不在で受け取れなかった場合に、郵便局で一時的に保管するサービスです。一方、局留めは、最初から自宅以外で郵便物を受け取るサービスです。

まとめ

郵便局留めは、プライバシーを守りながら郵便物を受け取ることができる便利なサービスです。利用方法を理解して、上手に活用しましょう。

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