酒々井駅

酒々井駅について

酒々井駅（しすいえき）は、千葉県印旛郡酒々井町に位置する東日本旅客鉄道（JR東日本）成田線の駅です。駅番号はJO 34で、周辺エリアからのアクセスも良好であることから、利用者が多いことで知られています。まず、この駅の歴史から触れていきましょう。

歴史

酒々井駅は1897年1月19日に成田鉄道（初代）として開業し、旅客と貨物の取り扱いを開始しました。この駅は1920年に鉄道省に買収され、その後1961年に貨物取扱が廃止されました。1970年には荷物扱いが廃止され、同年の10月には無人駅となり、跨線橋が設置されました。1987年には国鉄の分割民営化に伴い、JR東日本の駅となり、1989年には橋上駅舎が完成、有人駅として再開され、みどりの窓口も新設されました。1995年には自動改札機が設置され、2001年にICカード「Suica」も利用可能となりました。その後、2022年にはみどりの窓口が営業を終了し、現在は業務委託駅としての形態を取っています。

駅構造

酒々井駅は地上に位置する相対式ホームを2面持つ駅です。1・2番線間には、以前使用されていた上下共用の留置線が存在しましたが、2023年7月以降は使用が停止しています。駅舎は橋上に設けられており、2010年にはエレベーターが完成しました。駅舎は1989年以前は無人の木造で、近代的な整備が進んでいる駅周辺とは対照的でした。現在は成田統括センター（佐倉駅）が管理し、JR東日本ステーションサービスが駅業務を担っています。

利用状況

2023年度の1日平均乗車人員は3,466人であり、近年の利用状況は比較的安定しています。特に、快速列車が全て停車するようになったことは、利用者にとって便利な変更点です。

駅周辺の環境

駅周辺は住宅団地が多く形成されており、住環境が整っています。特に昭和40年代から整備が進み、駅西口には「酒々井町中央台団地」、東口には「東しすい住宅団地」が広がっています。最近では、駅周辺に新しいマンションの建設も進んでおり、住宅地としての魅力が高まっています。また、地域には酒々井町役場や文化ホール、飲食店などもあり、生活基盤が充実しています。さらに、周辺の交通網も発展しており、国道51号や296号、千葉県道77号、137号、さらに東関東自動車道の酒々井インターチェンジが近くにあるため、非常に便利です。

バス路線

西口からはちばグリーンバスの路線が利用できるほか、早朝便の特急バスが東京駅に向かう路線も運行されています。これにより、成田空港へのアクセスも良好です。また、深夜急行バスも運行されており、都心方面への利便性も高めています。

まとめ

酒々井駅は歴史的な背景を持つ駅であり、近年は周辺環境が改善され、住宅地としても人気を集めています。交通アクセスの利便性が高く、さらに生活に必要な施設も揃っていることから、今後の発展が期待される場所です。

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