里咲りさ

里咲りさ（さとさき りさ）は、1992年9月25日生まれの群馬県出身のマルチな才能を持つ人物です。幼少期から作詞を始め、小学6年生で作詞作曲を経験。中学2年生からは独学でギターをマスターし、18歳でシンガーソングライターとして活動を始めました。しかし、すぐに経済的な不安を感じ、活動を一時中断します。

その後、読者モデルやテレビ局のアルバイトを経て、舞台や女優活動を開始。この頃はまだ芸名として「リサ」を使用していました。家電量販店の店員を経て、2012年11月には、江頭2:50が命名したアイドルユニット「店ガール9:50」に加入。TSUTAYAデイリー総合ランキング1位を獲得するなど、主要メンバーとして活躍しました。

2014年1月、店ガール9:50を卒業。慶應義塾大学に合格するも入学金を事業資金に充てることを決意し、入学を辞退。同年、個人事業主としてレーベル「フローエンタテイメント」を設立し、ソロ活動を本格的に開始します。3月には初のシングル「GAME×3恋のテレポート」をCD-Rでリリース。ソロ活動の寂しさから、7月にはアイドルグループ「少女閣下のインターナショナル」（少ナショ）を結成し、芸名を現在の「里咲りさ」に変更しました。少ナショのPR活動の一環で「南波一海のアイドル三十六房」に飛び入り出演したことが、大きな転機となります。

2015年にはソロ活動での収支が黒字となり、一般企業の営業職を辞め、アイドル活動に専念。初のアルバム『THE-R』をCD-Rでリリースし、高い評価を受けます。テレビ番組「1億人の大質問!?笑ってコラえて!」や「ビートたけしのTVタックル」にも出演。特に「TVタックル」では「ぼったくりアイドル」として取り上げられましたが、これは少ナショの赤字をソロ活動で補填していたことが原因でした。

2016年にはタワーレコード限定でCD-R『R-and U』をリリースし、オリコン週間インディーズアルバムランキングで9位にランクイン。少ナショの活動休止に伴い、ソロ活動に専念。初のプレスCD・全国流通盤となるアルバム『売れるまで待てない』を発売します。同年には音楽ユニット「あ、ピンチ。」を結成し、音楽活動の幅を広げました。

2017年にはシングル「S!NG/410/小年小女」をリリースし、初のレギュラーラジオ番組「ギュウゾウと里咲りさのアイドル☆パンチ!」がスタート。また、初の準レギュラー地上波テレビ番組「深夜に発見!新shock感〜一度おためしください〜」にも出演します。同年9月にはZepp DiverCity(TOKYO)でワンマンライブを開催し、「FA宣言」を行い、メジャーデビューを目指して活動を続けます。

2018年には「里咲りさ」名義での音楽活動を休止し、個人事業を法人化。音楽活動は「Pinokko」名義に変更し、新レーベル「HAWHA MUSIC RECORDS」を立ち上げます。その後、「里咲りさ」名義での活動を再開。Girls Live Project(GLP)の総合プロデューサーに就任するなど、精力的に活動しています。

里咲りさの活動は、音楽制作、アイドル活動にとどまらず、ラジオ、テレビ、インターネット番組への出演、楽曲提供、企業とのコラボレーションなど多岐に渡ります。自ら作詞作曲だけでなく、CD-Rの作成、販売、流通までを一貫して行うなど、その活動姿勢も注目されています。また、少ナショではメンバーへの給与や交通費などをきちんと支払う「ホワイト企業」を標榜するなど、独自の経営理念を持っています。

数々のメディアへの出演や、多くの音楽関係者からの高い評価、そして精力的な活動は、彼女の類まれな才能と情熱を証明しています。里咲りさは、これからも独自のスタイルで、音楽シーンのみならず、エンターテインメント業界全体に大きな影響を与え続ける存在と言えるでしょう。

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