野田新町駅

野田新町駅について

野田新町駅（のだしんまちえき）は、愛知県刈谷市野田新町に位置する、東海旅客鉄道（JR東海）の東海道本線の駅です。駅番号はCA57で、2007年に開業し、以来地域の交通の要所として利用されています。

駅の歴史

この駅の設置に関する動きは1989年ごろから始まりました。刈谷市は駅誘致を推進し、2003年にJR東海との間で駅設置の合意が成り立ちました。駅は請願駅であり、建設にかかる約28億1400万円の費用は全て刈谷市が負担しました。その間、駅名については決定がされるまでの期間「刈谷新駅」と呼ばれていました。

2004年には工事協定が締結され、翌年の11月から駅の建設工事がスタートしました。駅名は2006年12月に「野田新町駅」と正式に決定され、2007年3月には東海道本線の東刈谷駅から刈谷駅の間に新たに開業しました。2018年には駅ナンバリングが導入され、当駅には「CA57」が付与されました。

2020年11月にはJR全線のきっぷ販売所の営業が終了し、12月からは無人化が進められました。無人駅となったことで、駅の運営形態も一新されました。

駅の構造

野田新町駅は地上駅であり、相対式ホームが2面2線に設けられています。さらに、駅舎は橋上に構造されており、駅の美観を保ちながらも機能的に配慮されています。普通電車のみが停車するため、利用者にとってアクセスも非常に便利です。駅舎内にはエレベーターが2基、自由通路にも2基設置されており、多目的トイレも用意されています。これらの設備により、さまざまなニーズに応えています。

無人駅であるため、駅の管理は刈谷駅が担当しており、自動券売機と自動改札機（TOICA対応）が設置されています。周辺には住宅が密集しているため、プライバシーの配慮として視野選択ガラスが使用されています。

利用状況

刈谷市の統計によると、野田新町駅の一日平均乗車人員は年々推移しており、地域の交通手段として重要な役割を果たしています。駅を利用する人々にとって、通勤や通学、新たな目的地へのアクセスの重要な拠点となっています。

駅の周辺

周辺には数多くの工場や学校、病院が存在し、駅は地域の経済と生活に密接に結びついています。具体的には、ジェイテクト東刈谷工場、ブラザー工業の工場、刈谷豊田総合病院東分院、愛知県立刈谷東高等学校などがあります。また、野田八幡宮やリサイクル施設、温水プールといった地域の施設も近隣に立地しています。

バス路線

駅の北口や南口からは、地域のコミュニティバスが発着しており、公共交通網の利便性を高めています。北口では知立市のミニバスが、南口では刈谷市の公共施設連絡バスが運行され、多くの人々に利用されています。

まとめ

野田新町駅は地域の重要な交通拠点として、多くの人々に利用されている駅です。近隣にはさまざまな施設が揃っており、利用者の利便性を高めています。無人化が進む中でも、駅の機能性や安全性は保たれており、今後の発展が期待される場所です。

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