金村尚真

金村 尚真（かねむら しょうま）

金村尚真選手は、2000年8月29日生まれのプロ野球選手で、沖縄県豊見城市出身の右投げ右打ちの投手です。現在は北海道日本ハムファイターズに所属しています。

経歴

プロ入り前

金村選手は豊見城市立上田小学校3年生の時に、地元の『豊見城ジュニア』で野球を始めました。その後、豊見城市立豊見城中学校では軟式野球部に入部し、2年生からエースとなりました。3年生の時には、全日本少年軟式野球大会で初優勝を果たし、その名を知られるようになりました。さらに、BFA U-15アジア選手権では日本代表として準優勝を経験しました。

「県外でプレーしたい」という希望から岡山学芸館高校に進学し、1年春からベンチ入りを果たします。2年秋にはエースとして活躍し、県大会制覇を達成。3年春には4番打者を任され、夏の県大会では決勝に進出しましたが、創志学園に敗れました。残念ながら甲子園大会への出場は叶いませんでした。

その後、富士大学に進学し、1年春からリーグ戦に参加。2年秋からはエースとして，3年春にはノースアジア大学との試合で完全試合を達成しました。また、大学4年間で36試合に登板し、25勝5敗、防御率0.88という素晴らしい成績を収めました。2022年9月にはプロ志望届を提出し、2022年10月のドラフトでは北海道日本ハムファイターズから2位指名を受けました。

日本ハムでの活躍

2023年シーズンの春季キャンプでのオープン戦では、15イニングを投げてわずか2失点という成績を残し、開幕ローテーション入りを果たしました。開幕戦の東北楽天ゴールデンイーグルス戦では、プロ初登板ながら6回を投げて2安打、1失点という好投を見せました。続くオリックス・バファローズ戦でプロ初勝利を挙げるも、すぐに右肩の不調で出場登録を抹消されました。実戦復帰を果たした後、9月22日の楽天戦では6回を無失点に抑える活躍を見せ、シーズンを2勝1敗、防御率1.80で終えました。

2024年にはリリーフとして開幕一軍を迎えた金村選手は、主に8回のセットアッパーを務め、防御率0.63を記録していましたが、指揮官の戦略により先発に転向しました。先発に戻ってからも安定したピッチングを続けています。

投手としての特徴

金村選手の投球スタイルは多彩な球種に特徴があります。最速151km/hの直球に加え、スライダーやカットボール、カーブなどを制球良く投げ分けるのが持ち味です。また、彼のピッチングフォームはテイクバックが小さく、これは中学時代に捕手や内野手としての経験に起因しているとも言われています。

詳細情報

記録

• - 初登板・初先発登板: 2023年4月2日 対東北楽天ゴールデンイーグルス（エスコンフィールドHOKKAIDO）、6回1失点
• - 初勝利: 2023年4月9日 対オリックス・バファローズ（京セラドーム大阪）、6回1/3 2失点
• - 初ホールド: 2024年4月3日 対東北楽天イーグルス、8回無失点

背番号

• - 24（2023年から）

代表歴

• - 第8回 U-15アジア野球選手権大会 日本代表

今後の彼の成長とさらなる活躍に期待が高まる金村尚真選手。若手投手として日本プロ野球界で注目を集める存在です。

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