金田一蓮十郎

金田一蓮十郎（きんだいち れんじゅうろう）は、1979年9月21日生まれの日本の女性漫画家、イラストレーターです。大阪府出身・在住で、既婚者です。

経歴

高校在学中の1996年、『ジャングルはいつもハレのちグゥ』で第3回エニックス21世紀マンガ大賞準大賞を受賞し、『月刊少年ガンガン』1996年No.8に掲載され、16歳でプロデビューを果たしました。翌1997年から『月刊少年ガンガン』にて『ジャングルはいつもハレのちグゥ』の連載を開始し、2001年にはテレビアニメ化もされました。

2002年からは本格的に掛け持ち連載を始め、少年誌の他に、女性誌、青年誌、GL誌など幅広いジャンルで連載を持っています。

2019年には『ゆうべはお楽しみでしたね』が、2021年には『ライアー×ライアー』がそれぞれ実写化され、話題となりました。

作風と人物

少年誌での執筆時は、少年漫画にはそぐわないような重い問題を抱える登場人物を多数登場させ、シリアス一歩手前の展開をキャラのノリの良さで押し切ってギャグにしてしまうという独特の作風を持っています。一方、青年誌、女性誌、GL誌での執筆時は、同様に重い問題を抱える登場人物を登場させますが、細かな心理描写でその問題を解きほぐしていく様を描くなど、少年誌とそれ以外で作風が大きく異なります。

大のゲーマーとしても知られており、『ドラゴンクエストIX 星空の守り人』のすれ違い通信で出会った人に自己紹介と自作の宣伝をしていたというエピソードもあります。

また、ハロー!プロジェクトの大ファンであり、自身やアシスタントの日常が題材の『〆切はおとといです。』シリーズでは、その影響で漫画の大半がハロプロ関連のネタと化しています。『続・〆切はおとといです。』では編集者の配慮で、題字を書道が得意な竹内朱莉（アンジュルム）に依頼したほどです。

自画像は、鶏卵に無愛想な顔と『ハレグゥ』の主要人物・グゥのような手足がついた形をしています。

かつて三笠山出月と交友があり、三笠山の公式サイト「うめじゅく」にしばしば出入りしていました。うめじゅくの掲示板アイコンに『ジャングルはいつもハレのちグゥ』のキャラのアイコンを提供したこともあります。

『マンガUP!』にて2020年7月31日から連載開始された、『ときどき漫画家、金田一蓮十郎〜〆切はおとといでした。〜』にて、結婚済みである事、当時妊娠中である事を明かしました。その後、作者のTwitterにて出産してしばらく経っていると発表しています。

主な作品

ジャングルはいつもハレのちグゥ
ハレグゥ
チキンパーティー
ニコイチ
マーメイドライン
ミリオンの○×△□
ライアー×ライアー
あるみちゃんの学習帳
ラララ
ゆうべはお楽しみでしたね
〆切はおとといです。
ぼくらはみんな＊んでいる

金田一蓮十郎は、ギャグとシリアス、少年誌と青年誌など、多様なジャンルで才能を発揮し続ける、魅力的な漫画家です。

もう一度検索