金田和之

金田和之 プロフィール

金田 和之（かねだ かずゆき）は1990年9月18日生まれで、鹿児島県曽於郡財部町（現・曽於市）出身の元プロ野球選手です。ポジションは投手で、右投右打のスタイルを持っています。

経歴

プロ入り前

金田は財部小学校3年生から野球を始め、財部中学校では軟式野球部に所属。その後、宮崎県立都城商業高等学校に進学しますが、肘の怪我により全国大会への出場を果たせない苦しい時期を過ごしました。高校時代には、同じくプロ入りした選手たちと比較しながらの意識の変化もありました。

大学野球では大阪学院大学に進学し、硬式野球部に在籍。リーグ戦通算で32試合に登板し、18勝6敗の成績を収めるなど、その実力が注目されるようになります。特に、4年次には春季から秋季にかけて6試合連続完封を達成し、名を馳せました。

阪神タイガース時代

2012年のドラフト会議で5位指名を受け、阪神タイガースに入団した金田は、2013年には怪我からのリハビリが影響し、二軍で開幕を迎えることとなりました。2014年には開幕一軍入りを果たし、いくつかの試合で印象的なパフォーマンスを見せます。特に、初勝利を挙げた6月17日の試合や、1球勝利を記録した7月22日が記憶に残る決定的な瞬間でした。

しかし、その後のシーズンでは安定性に欠け、出場試合数が減少しました。特に2016年は思うように成績が伸びず、金本知憲監督からの厳しい評価も受けました。

オリックス・バファローズ時代

2016年末に、阪神からオリックスへの移籍が発表され、新たな環境での挑戦が始まりました。2017年には、初のパシフィック・リーグでの勝利を挙げるなどの成果を残しましたが、その後は思うように調子が上がらず、2021年には戦力外通告を受けることとなりました。

引退後

金田は2021年の12月8日にトライアウトに参加し、社会人野球の三菱重工West硬式野球部に加入。しかし、2023年11月には現役引退の報道があり、その後地元の鹿児島に戻る予定です。

特徴・人物

金田の投球スタイルは、手元で変化するストレートが特徴で、岩隈久志のフォームを参考にした独特の投球フォームも注目されています。変化球としてはスライダー、フォークなどがあり、打者にとっては手強い存在です。愛称は「かねやん」と親しまれました。

金田のプロ野球人生は、まずはいくつかの苦難を乗り越え、数々の記録を打ち立てた選手として、多くのファンに影響を与え続けたことでしょう。

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