鈴木亜由子

鈴木亜由子のプロフィール

鈴木亜由子（すずき あゆこ）は、1991年10月8日生まれの日本の陸上競技選手で、長距離走およびマラソンの専門家です。彼女は2016年のリオデジャネイロオリンピックや2015年世界陸上選手権大会で女子5000mの日本代表として知られており、2021年東京オリンピックの女子マラソンにも出場しました。

学生時代の活動

愛知県豊橋市出身の鈴木は、豊橋市立八町小学校で陸上競技を始めました。中学校に進学した際には、陸上競技部がなかったため、バスケットボール部に入部しましたが、後にまた陸上へ回帰し、中学3年生で全日本中学校陸上競技選手権大会で800mと1500mを制覇しました。特に1500mでは連覇を果たし、この時期に遅れをとることなく成長を遂げました。

その後、愛知県立時習館高等学校に進学し、陸上競技部に本格的に加入しました。しかし、2度の疲労骨折による手術を経験し、成績面では少し苦戦しましたが、高校3年生では全国高校総体で3000mに出場し入賞を果たします。大学には名古屋大学経済学部に進学し、ここで陸上に専念できる環境を選びました。

大学時代の活躍

大学1年生の時には、世界ジュニア陸上競技選手権大会で女子5000mに出場し、5位入賞を果たすなどの実績を残しました。また、大学2年・3年では、インカレの女子5000mを連覇し、その存在感を示しました。2013年には、夏季ユニバーシアードに日本代表として出場し、女子10000mでは金メダル、5000mでは銀メダルを獲得しました。

社会人としての活躍

2014年に名古屋大学を卒業した鈴木は、日本郵便に入社し、同社の陸上部に参加しました。2015年の日本陸上選手権では5000mで3位に入賞し、世界陸上選手権大会への出場が決定します。本番では自己ベストを記録し、9位入賞を果たしました。さらに、同年の全日本実業団対抗陸上競技選手権大会で10000mで優勝し、リオ五輪への参加標準記録を突破しました。

2018年には北海道マラソンで初のフルマラソンに挑戦し、2時間28分32秒で優勝。これにより2020年東京オリンピックの代表選考レースにも出場権を得ることができました。また、翌年のハーフマラソンにおいても、日本歴代3位のタイムを記録しました。

2021年8月には東京オリンピックの女子マラソンに出場し、2時間33分14秒で19位の成績を収めました。これまでの彼女の成果は、多くの陸上競技者にとっての刺激となっており、今後の活躍が期待される選手です。

鈴木亜由子はその健闘を重ね、国内外で数多くの実績を残してきた長距離走選手として、日本陸上界の中で重要な存在であり続けています。

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