鈴鹿大学短期大学部

鈴鹿大学短期大学部

概要

鈴鹿大学短期大学部は、三重県鈴鹿市郡山町663-222に位置する私立の教育機関です。この学校は1913年に設立され、1966年に大学として設置されました。略称は「鈴短（すずたん）」です。

開学の歴史

鈴鹿大学短期大学部は、元々は女子学生を対象にした短期大学として設立されましたが、1987年から共学へと移行し、1992年には完全に共学化されました。2012年にキャンパスを鈴鹿国際大学と同じ敷地に移転し、2015年に現在の学校名に改名しました。2024年度の入学生が最後となり、短期大学としての役割を終えることが決まっています。

教育理念

教育理念は「教えることは希望を語ること、学ぶとは真理を胸に刻むこと」。建学の精神は「陰徳ある者必ずその栄を享く」で、これは母体となっている享栄学園の名称の由来とも考えられています。

教育と研究

鈴鹿大学短期大学部では、生活コミュニケーション学を基盤としたカリキュラムが組まれており、実務に役立つ資格取得に向けた指導が行われています。

学科と専攻

現在、主に以下の学科が設置されています。

• - 生活コミュニケーション学科

- 食物栄養学専攻（定員40名）
- こども学専攻（定員50名）

過去には商経学科や家政学科も存在していましたが、時代の変化に伴い、数回の改編が行われています。

入学と進路

在学中に取得した免許を生かして、学生たちは保育園や公立学校、私立学校、社会福祉施設などさまざまな分野に進路を選びます。特に、こども学専攻では多くの学生が県内の保育園や幼稚園に就職している傾向があります。また、編入学の実績もあり、鈴鹿大学や他の大学への進学が見込まれています。

学生生活

学生生活は、クラブ活動や学園祭を通じて充実しています。学園祭は「鈴大祭」として、系列校の鈴鹿大学とともに開催され、多彩なイベントが行われます。

施設

学びやすい環境が整ったキャンパスには、多目的ホール、図書館、体育館、学生食堂などがあり、学生の多様なニーズに応えるための施設が用意されています。特に図書館は、鈴鹿大学と共用で、約30,000冊の所蔵資料があります。

最後に

鈴鹿大学短期大学部は、地域社会に貢献する人材を育成し続けてきました。2024年度の学生募集をもってその使命は終わりますが、これまで培ってきた教育の精神は、卒業生や地域社会に貴重な影響を与え続けることでしょう。

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