長谷川義史

長谷川 義史について

長谷川 義史（はせがわ よしふみ）は、日本の著名な絵本作家、イラストレーター、画家です。彼は1961年2月25日、大阪府藤井寺市で誕生し、2022年4月からは藤井寺市の観光大使「FUJIIDERA★AMBASSADOR」としての役割も果たしています。

経歴

長谷川は、藤井寺小学校と藤井寺中学校を卒業後、大阪府立長野北高等学校に進学しました。彼のアートへの情熱は、小学校6年生の時に担任の美術教師である大西先生に導かれたことで芽生えました。長谷川は中学生の頃に「絵を描く仕事をしよう」と決意しましたが、母子家庭で育ったため、進学は美術大学ではなく美術専門学校となりました。専門学校卒業後は、看板製作会社やデザイン会社で経験を積みながら、絵とデザインの基礎を学びました。

彼はグラフィックデザイナーとしてスタートし、その後イラストレーターへと転向します。そして2001年、絵本作家として『おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃん』を発表し、新たなキャリアを開きました。また、彼の創作活動は多岐にわたり、「絵本ライブ」という形式で自作の絵本を朗読しながら即興で絵を描くことでも知られています。

持ち味は色を記憶する特技であり、これを活かして屋外でのスケッチを基にした作品制作を行っています。2022年には藤井寺市の藤井寺駅の開業100周年を迎えるにあたり、その記念事業として駅構内のデザイン壁画やデジタルサイネージの作品を手がける重要な役割を担いました。

家族と共作

彼の妻、あおきひろえも絵本作家です。長谷川と出会った頃、彼女はイラストレーターとして活動していましたが、長谷川に絵を自由に描く仕事をすることを勧めました。結婚後、あおきは彼の作品を広めるために尽力し、二人の共同作品として2013年には『シバ犬のチャイ』、2019年には『おいせまいりわんころう』を発表しています。

代表作品

長谷川の著作には数多くの作品があります。特に、以下の絵本が知られています。

• - 『いろはかるた奉行』（2005年、講談社）
• - 『パンやのろくちゃん』（2006年、小学館）
• - 『生麦生米生卵』（2006年、ほるぷ出版）
• - 『いいからいいから』（2006年、絵本館）
• - 『ぼくがラーメンたべてるとき』（2007年、教育画劇）
• - 『てんごくのおとうちゃん』（2008年、講談社）
• - 『だじゃれ日本一周』（2009年、理論社）
• - 『おならまんざい』（2017年、小学館）

受賞歴

長谷川は数々の賞を受賞しています。これには以下のようなものがあります。

• - 講談社出版文化賞絵本賞（2003年）
• - けんぶち絵本の里大賞（2004年、2007年、2009年）
• - 日本絵本賞（2005年、2008年）
• - 小学館児童出版文化賞（2008年）

また、賞を受けた作品の中には『おたまさんのおかいさん』や『あめだま』、そして『マンマルさん』があります。

メディア出演

長谷川は多くのメディアにも出演しています。特に毎日放送制作の番組にて、以下のような番組に登場しています。

• - 『情熱大陸』
• - 『ちちんぷいぷい』
• - 『土曜のよんチャンTV』
• - 『三度の飯よりアレが好き!』
• - 『グッジョブ!』

特に『ちちんぷいぷい』では、ロケ企画「とびだせ!えほん」で絵本を作る小旅行という趣旨のもと、各地の風景をスケッチすることで知られています。

結論

長谷川義史は自らの情熱とアートスキルを結集し、絵本やイラストを通じて多くの人々に楽しみと感動を提供し続けています。彼の作品には、子供から大人まで多くの人々に愛され、様々なイベントやメディアでその才能を発揮し続ける姿勢が表れています。

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