関根大気

関根大気（せきねたいき）

関根大気は、1995年6月28日生まれで、愛知県海部郡蟹江町出身のプロ野球選手です。現在は横浜DeNAベイスターズで外野手として活躍しており、左打ち、左投げの選手として知られています。

経歴

プロ入り前

野球を始めたのは小学校1年生の頃で、春日井市の少年野球チーム、石尾台スポーツ少年団に参加しました。その後、春日井市立石尾台中学校では軟式クラブの「守山クラブ」で投手と中堅手としてプレー。東邦高等学校に進学すると、2年生から「1番・中堅手」としてレギュラーとして定着しましたが、春夏に全国大会出場はありませんでした。高校時代には通算33本の本塁打を放ち、特に2年生の秋以降は28本という成績で、多くのNPB球団関係者の評価を受けました。

2013年のプロ野球ドラフトで横浜DeNAベイスターズから5位指名を受け、3000万円の契約金、550万円の年俸で入団しました。最初の背番号は「52」の予定でしたが、オリックスから移籍してきた選手の希望により「63」に変更されました。

DeNAでの活躍

2014年には新人合同自主トレーニングで評価され、春季キャンプの一軍メンバーに選ばれるなど、早くから注目を集めました。シーズン途中には、デビュー戦で初安打を記録し、その後のイースタン・リーグで好成績を残しました。

2015年には開幕一軍を果たし、巨人との試合で代打から初本塁打を放つという快挙を達成しましたが、その後の試合で怪我に見舞われ、二軍との往復が続きました。2016年も怪我の影響で苦労しながらも、ポストシーズンでは貴重な活躍をしました。

2017年、2018年ともに出場機会は限られましたが、二軍ではの成績は向上しました。2019年には体調を崩したものの、二軍では打率329を記録するなど好調でした。その後のメキシコウィンターリーグでは、リードオフマンとして活躍し、チームを引っ張りました。

2021年には開幕スタメンを果たし、自己最多の103試合に出場、打率226を記録しました。2022年には最多の試合に出場し、自己最高の打撃成績を収めるなど、徐々に成長を遂げました。

2023年には安打を連発し、キャリアハイとなる成績を記録。最終的には140試合に出場し、打率261、本塁打4、打点31をマークしました。特に盗塁数はチームトップを誇ります。

選手としての特徴

関根は、50メートル走を5秒台で駆け抜ける脚力や、遠投115メートルの強肩を持つ選手です。高校時代からのトレーニングで長打力も開花し、「掛布雅之の再来」と称されることもあります。このような背景から、球団やファンからも期待が寄せられています。特に、左打者でありながら左投手に強いことも特徴です。

人物

彼の名前「大気」には「空気が重要であるように、周りに必要とされる存在に」という思いが込められています。また、ストイックな食生活や高い練習量で知られ、誠実で努力家な性格が周囲に評価されています。2021年には結婚し、2021年秋に第一子が誕生しました。

関根大気は、今後の活躍がますます楽しみな選手であり、チームの中心選手として成長を続けています。

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