阿波橘駅

阿波橘駅（あわたちばなえき）

阿波橘駅は、徳島県阿南市津乃峰町東分に位置する四国旅客鉄道（JR四国）牟岐線の駅です。駅番号はM14。

概要

駅の設置にあたり、津乃峰地区と橘地区の間で誘致合戦がありました。最終的に津乃峰に駅が設置されることになり、その代わりとして駅名に「橘」の名が採用されたという経緯があります。特筆すべき点として、阿波橘駅には特急「むろと」を含む全列車が停車します。

歴史

1936年（昭和11年）3月27日：開業。
1970年（昭和45年）4月1日：貨物の取り扱いを廃止。
1972年（昭和47年）11月1日：業務委託駅となる。
1984年（昭和59年）2月1日：荷物扱い廃止。駅員無配置駅となる。
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化によりJR四国の駅となる。
2009年（平成21年）3月14日：ホーム改良工事が完了し、普通列車がすべて停車するようになる。それまでは桑野駅発着の1往復が通過していた。
2011年（平成23年）3月12日：特急「むろと」が1往復臨時停車するようになる。

駅構造

阿波橘駅は、1面1線のホームを持つ地上駅です。かつては島式ホーム1面2線の構造でしたが、現在は単式ホームとなっています。木造駅舎が設置されています。以前は改札内に汲み取り式のトイレがありましたが、2019年に閉鎖されました。そのため、現在トイレを利用する場合は、列車内または近隣の店舗を利用する必要があります。

2021年現在は無人駅ですが、2005年3月までは簡易委託駅として運営されていました。

ホームの高さが低かったため、以前は桑野行きの普通列車が1往復通過していましたが、ホーム改良工事により、2009年3月14日からはすべての普通列車が停車するようになりました。

利用状況

近年の1日平均乗車人員は以下の通りです。

年度別の乗車人員データ（具体的な数値は省略）

駅周辺

駅周辺には、以下の施設や交通機関があります。

接続交通機関

路線バス
徳島県道130号線沿いに「橘駅前」停留所があり、徳島バスと徳島バス南部の路線が経由します。
徳島バス：橘線、3系統、22系統、23系統
徳島バス南部：丹生谷線
高速バス
国道55号（阿南道路）沿いの「阿南津乃峰」停留所（海部観光阿南営業所に隣接）に、海部観光の関西線（昼行）および東京線（夜行）が経由します。
徳島バスが運行する高速バスは、2022年4月1日より当駅と同一扱いとなりました。これは、牟岐線と徳島バスの室戸・生見・阿南 - 大阪線で一部共同経営が開始されたことによるものです。
室戸・生見・阿南大阪線（上り/下り）

ただし、「橘営業所」停留所は駅から約1.5km離れている点に注意が必要です。

離島航路

駅から南へ約600メートル下った場所に答島港があり、伊島への連絡船が就航しています。

伊島連絡交通事業が運航
航行時間：約30分
1日3往復

隣の駅

四国旅客鉄道（JR四国）

■牟岐線

特急「むろと」停車駅
普通
見能林駅 (M13) - 阿波橘駅 (M14) - 桑野駅 (M15)

脚注

（省略）

関連項目

日本の鉄道駅一覧
辺川駅 - 同じ牟岐線内の駅。牟岐町橘地区に設置されたが、当駅が先に設置されたために隣接する地区名を駅名とした。

外部リンク

* 阿波橘駅 時刻表 (PDF) - 四国旅客鉄道

もう一度検索