険持ちよ

険持ちよ：多彩な作品を生み出す漫画家の軌跡

険持ちよ（けんもつ ちよ）は、7月9日生まれ、大阪府出身の漫画家です。大阪芸術大学で小池一夫ゼミに所属し、漫画家としての基礎を築きました。2011年には同じく漫画家である田村光久と結婚しています。

デビューと初期の活動

2004年、21歳の時に『風のカラム』で2004年まんがカレッジ7月期佳作を受賞し、デビューを果たします。その後、2006年12月にはアシスタントをしていた田辺スタジオを辞め、創作活動に専念するようになりました。

2008年9月には、『週刊少年サンデー』（小学館）40号に『解体真書0』が掲載され、注目を集めます。この作品は、後の連載作品『怪体真書Ø』の原型となりました。

連載作品

2010年、『週刊少年サンデー』14号より、『解体真書0』を元にした『怪体真書Ø』の連載を開始。全8巻が刊行されました。その後も、様々な雑誌で連載作品を発表しています。

怪体真書Ø（小学館『週刊少年サンデー』2010年 - 2011年、全8巻）：

『解体真書0』を元にした連載作品。
ポケットモンスターB・W グッドパートナーズ（小学館『小学三年生』2011年 - 2012年、全1巻）：

七月鏡一がシナリオを担当。
女声男子（スクウェア・エニックス『ガンガンONLINE』2012年 - 2013年、全5巻）：

性別を超えた青春を描いた作品。
My sweet ウマドンナ 馬きゅ〜ん（小学館『週刊少年サンデーS』2012年 - 2014年、全3巻）：

馬をモチーフにした作品。
そやかてええやん（竹書房『まんがライフMOMO』2013年 - 2015年、全2巻）：

『大阪市立中ノ島女子中学校』の改題・連載化。
自称監督（小学館『週刊少年サンデーS』2015年、全2巻）：

自主映画制作に情熱を燃やす若者たちの物語。
海咲ライラック（竹書房『まんがライフMOMO』2015年 - 2018年、全4巻）：

海辺の町を舞台にした日常を描いた作品。
空のカイン（講談社『少年マガジンエッジ』2015年 - 2016年、全2巻）：

空を舞台にしたファンタジー作品。
アロマちゃんは今夜も恥ずかしい（講談社『少年マガジンエッジ』2017年 - 2019年、全4巻）：

ちょっぴりエッチなコメディ作品。
RPG不動産（芳文社『まんがタイムきららキャラット』2018年 - 2023年、全6巻）：

ファンタジー世界の不動産屋を舞台にした作品で、2022年にはテレビアニメ化もされました。

多岐にわたる活動

読切作品も多数発表しており、その作風は多岐にわたります。また、『きららファンタジア』では、『RPG不動産』のキャラクターデザインを担当するなど、ゲーム関連の仕事も手掛けています。

師匠は田辺イエロウであり、アシスタント仲間には夫である田村光久がいます。多くの人々との繋がりの中で、険持ちよは独自の表現を追求し続けています。

今後の活躍

デビュー以来、様々なジャンルの作品を手掛け、多くのファンを魅了してきた険持ちよ。今後の更なる活躍が期待されます。彼女の描く世界から、これからも目が離せません。

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