電通グループ

株式会社電通グループについて

株式会社電通グループ（DENTSU GROUP INC.）は、東京都港区に本社を置く、大手広告会社電通を中核とするグループ会社を統括する純粋持株会社です。日経平均株価の構成銘柄にも選ばれています。本稿では、電通グループだけでなく、「dentsu」というブランドについても解説します。

沿革

純粋持株会社体制へ移行する前の電通の歴史については、「電通#沿革」をご参照ください。ここでは、持株会社体制移行後の主な出来事についてまとめます。

2020年

• - 1月1日：純粋持株会社体制に移行。旧法人（初代電通）の事業を新設された連結子会社である電通（2代）に承継し、旧法人は株式会社電通グループに商号変更。
• - 1月15日：データアナリティクス・コンサルティング会社E-Nor, Inc.（アメリカ）を連結子会社化。
• - 1月28日：B2B領域のMAコンサルティング会社Digital Pi, Inc.（アメリカ）を連結子会社化。
• - 1月31日：データマーケティング・サービス会社4Cite Marketing, LLC（アメリカ）を連結子会社化。
• - 2月14日：ファーストパーティデータ活用に強みを持つMedia Storm, LLC（アメリカ）を連結子会社化。
• - 3月27日：指名・報酬諮問委員会を「指名諮問委員会」と「報酬諮問委員会」に分割。
• - 4月30日：電通国際情報サービス（現：電通総研）との合弁会社Dentsu Innovation Studio, Inc.（アメリカ）を設立。
• - 7月27日：ビービットとの資本業務提携契約を締結。
• - 7月28日：Dentsu Entertainment Eurasian Partnaers（ロシア）を設立。
• - 7月30日：クロシードデジタル（現：セガ エックスディー）の第三者割当増資を実施。
• - 9月16日：トヨタ自動車およびデルフィスとの合弁会社を設立。
• - 9月28日：国際事業統括会社をDentsu International Limited（イギリス）に商号変更。
• - 12月24日：スポーツ関連事業の統括会社Dentsu Sports International, Inc.（日本）を設立。

2021年

• - 1月15日：国際事業の主要ブランド「iProspect」と「Vizeum」を統合することを発表。
• - 4月27日：マクロミルの株式を一部売却。
• - 5月14日：ドリームインキュベータとの資本業務提携契約を締結。
• - 6月9日：シビラとの資本業務提携契約を締結。
• - 7月1日：電通ジャパンネットワーク内の「CX領域」と「DX領域」を強化。

- 電通デジタルが電通アイソバーを吸収合併。
- 電通ダイレクトマーケティングがDAサーチ&リンクを吸収合併し、電通ダイレクトに商号変更。

• - 7月7日：PFSweb, Inc.の事業ユニットブランド「LiveArea」の買収を発表。
• - 7月8日：三井住友フィナンシャルグループとの合弁会社SMBCデジタルマーケティングを設立。
• - 9月1日：電通パブリックリレーションズがK&Dコンサルティングを吸収合併。
• - 9月3日：電通本社ビルを売却することを発表。
• - 10月19日：Goals101 Data Solutions Private Limited（インド）との戦略的資本業務提携契約を締結。

2022年

• - 1月1日：ピクトが横浜スーパー・ファクトリーを吸収合併し、電通クリエーティブキューブ発足。
• - 1月1日：グループのコーポレート機能を統合した新会社電通コーポレートワン設立。

- 電通マネジメントサービスおよび電通ワークスを電通コーポレートワンに統合。
- 電通グループ（持株会社）、電通ジャパンネットワークおよび電通（2代）の一部コーポレート機能を電通コーポレートワンに移管。

• - 1月4日：セプテーニ・ホールディングスの株式を追加取得し、連結子会社化。
• - 4月1日：電通テックグループを再編。

- 電通テックが電通プロモーションプラスへ社名変更。
- 電通カスタマーアクセスセンターと電通オンデマンドグラフィックを統合し、電通プロモーションエグゼ発足。

• - 4月15日：電通（2代）および電通国際情報サービス（現：電通総研）が富士通との戦略的協業に合意。
• - 5月10日：イグニション・ポイントを資本提携により連結子会社化。
• - 5月13日：ディグ・イントゥを完全子会社化（翌月、電通デジタルアンカーへ商号変更）。
• - 6月15日：Pexlify Limited（アイルランド）を連結子会社化。
• - 6月23日：国際事業におけるクリエイティブエージェンシーブランド名を「Dentsu Creative」に統一。

2023年

• - 1月1日：グループ経営体制を再編。

- 電通ジャパンネットワークと電通インターナショナルによる二事業体制を解消。
- グローバル経営体制に移行し、四事業地域を直接統括。
- 電通グループ（持株会社）において「執行役員」の呼称を原則廃止。

• - 3月30日：指名委員会等設置会社へ移行。

2024年

• - 1月1日：ISIDグループを再編。

- 電通国際情報サービスが、アイティアイディ、ISIDビジネスコンサルティングおよび旧「電通総研」を統合。
- 電通国際情報サービスが電通総研に商号変更。

dentsuブランドについて

「dentsu」ブランドは、国内外に多数のグループ会社によって構成されています（2024年1月現在、国内約150社、国外約650社）。

主要グループ会社

• - dentsu Japan

- 日本国内における広告及び関連サービス、情報サービスを展開。
- イグニション・ポイント株式会社（経営コンサルタント業）
- 株式会社電通プロモーションプラス（広告制作業）
- Dentsu Sports International, Inc.（スポーツネットワークを統括する中間持株会社）
- 株式会社CARTA HOLDINGS（持株会社）
- 株式会社セプテーニ・ホールディングス（持株会社）
- 株式会社セプテーニ（メディアプラットフォーム事業）
- 株式会社セプテーニ・データ・ソリューションズ（データ事業領域の中間持株会社）
- 株式会社電通総研（SI事業、コンサルティング事業、シンクタンク機能）

• - dentsu Americas：米州における広告及び関連サービスを展開。
• - dentsu EMEA：EMEA（ヨーロッパ、中東、アフリカ）における広告及び関連サービスを展開。
• - dentsu APAC：APAC（アジア太平洋）における広告及び関連サービスを展開。

その他

• - 全社部門
• - 持分法適用関連会社

- 電通グループ（持株会社）による出資
- グループ会社による出資

電通グループは、広告事業を中心に、デジタルマーケティング、コンサルティング、スポーツ関連など幅広い分野で事業を展開しています。積極的なM&Aや事業再編を通じて、グローバルでの競争力強化を目指しています。

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