青木一彦

青木一彦のプロフィール

青木 一彦（あおき かずひこ、1961年3月25日生まれ）は、日本の政治家であり、自由民主党に所属する参議院議員です。彼は3期にわたる議員としての経歴を持ち、自由民主党の副幹事長も務めています。また、彼の父親は青木幹雄であり、内閣官房長官や自民党の参議院議員会長を歴任した政治家です。

出身地と教育

青木氏は島根県簸川郡大社町（現在の出雲市）で生まれ育ちました。少年時代には実家近くの出雲大社で遊ぶことが多かったとされ、地域との関わりが深い人物です。島根県立大社高等学校を卒業後、彼は早稲田大学教育学部に進学し、1985年に卒業しました。

政治家としてのキャリア

青木の政治家としてのキャリアは、1999年から始まりました。内閣官房長官秘書官としての職に就いてからは、2000年より父親の公設秘書としても活動を始めました。特に父が地元に頻繁に帰れなかったため、支援者との関係を築く役割に徹しました。

2010年に病気の影響で立候補を断念した父の後を受け、岡山の選挙区から自民党候補として第22回参議院議員通常選挙に立候補しました。見事に初当選を果たし、2014年には国土交通大臣政務官に就任しました。

青木氏は、山陰道や浜田港の整備に多大な貢献をしたことでも知られていますが、2015年には選挙法改正案に不満を持ち、参議院本会議での採決を棄権する事態も起こりました。このように、彼の選挙戦略には、両県の文化的な違いに対する理解と適応が求められました。

2016年には、第24回参議院議員通常選挙に際し鳥取県・島根県選挙区から再選を果たします。彼はこの選挙で両県の選挙文化の違いに戸惑ったと語っています。

政策と主張

青木氏は憲法改正に賛成であり、自衛隊の存在を憲法に明記することを支持しています。さらに、2022年のアンケート調査において、緊急事態条項の設置にも賛同する意向を示しています。

外交や安全保障に関する政策では、敵基地攻撃能力の保有に賛同する立場であり、ロシアによるウクライナ侵攻に際しては、日本政府の制裁措置は適切であったと評価しています。

また、ジェンダー問題については、選択的夫婦別姓制度に対しては以前は反対の立場を取っていましたが、最近のアンケートでは具体的な回答を行っていないなど意見が変わりつつあるようです。

家族・親族

青木氏の家族は、島根県出雲市の大社町に住む網元であり、彼の祖父は大社町漁業協同組合の長でした。父母の青木幹雄は長年政治家として活躍しました。

所属団体

青木氏は自民党たばこ議員連盟や日本会議国会議員懇談会など、様々な政治団体に参加しており、複数の支援団体を有しています。

このように青木一彦氏は、地域に根ざした政治活動を展開し続けており、今後の活躍も注目される存在です。

もう一度検索