高山市民文化会館

高山市民文化会館

高山市民文化会館（たかやましみんぶんかかいかん）は、岐阜県高山市昭和町に位置する多目的文化施設です。この施設は高山市公民館を併設しており、指定管理者制度を通じて一般社団法人高山市文化協会がその運営を行っています。交通の便が良く、JR高山駅の西側に立地しているため、地域住民はもちろん訪問者にも利用しやすい場所となっています。

概要と歴史

この文化会館は1980年10月に建設が開始され、1982年8月に竣工、11月に正式にオープンしました。オープニングイベントは喜多郎のコンサートであり、その後も様々なイベントが行われています。特に、年間を通じてほぼ毎日催し物が開催されており、地域の文化発信の中心的な役割を果たしています。

設計と改修

設計は久米建築事務所（現・久米設計）が担当し、施工は熊谷組が行いました。平成29年の改修によって外観が大きく変わり、現代的な雰囲気をもたらしています。

施設の紹介

大ホール

大ホールは、コンサートや演芸ライブ、演奏会、各種コンクールの地方選考会など、多様なイベントに使用されています。ホールにはチケットブースとロビーが併設されており、主催者は5室の楽屋を利用できます。また、小ホールと共有のリハーサル室や浴室、シャワー室も完備されています。席数は、固定席1,284席、母子席6席、車椅子席6席となっています。なお、オーケストラピットは現在使用できなくなっています。

小ホール

小ホールは、発表会、講演会、試写会、演劇の上演などに利用されることが多く、2室の楽屋があります。固定席は395席、車椅子席4席です。

2階から4階

この階には、270人収容の講堂や150人収容の会議室、さらには練習室、展示室、学習室、音楽室、料理室、和室、美術工芸室、貴賓室といった多様な施設が整っています。注意すべき点は、平成24年の改修により「パソコン専用室」が「中会議室2」となったことです。

利用案内

開館時間と休館日

開館時間は9:00から21:30ですが、ホール部分は21:00までの利用が可能です。休館日は第1・第3・第5月曜日で、祝日の場合は開館します。また、祝日の翌日や年末年始、お盆期間、高山祭の開催日は休館となりますが、利用状況に応じて休館日を変更することがあります。

駐車場とアクセス

施設には200台収容可能な駐車場があります。アクセスは、JR高山駅の白山口（西口）から徒歩3分、バスセンターからは約5分ほどで到着します。また、中部縦貫自動車道の高山ICからも車で約10分で訪れることができます。

高山市民文化会館は、地元住民や観光客にとって重要な文化の拠点となっており、地域のイベントが盛況に行われる場所です。

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