高岡市立博物館

高岡市立博物館

高岡市立博物館は、富山県高岡市古城の高岡古城公園内にある公立博物館です。高岡市の歴史、民俗、そして高岡を代表する銅器や漆器などの伝統産業に関する調査研究、展示、資料収集、保存、教育普及など、多岐にわたる事業を展開し、市民の学習ニーズに応える生涯学習機関としての役割を担っています。

概要

博物館では、高岡市の歴史と文化を深く理解するための様々な取り組みが行われています。常設展示では、高岡の歴史や伝統産業、民俗に関する資料が展示され、企画展示では、特定のテーマに沿った展示が開催されます。また、講演会やワークショップなどの教育普及活動も活発に行われており、子供から大人まで幅広い世代が楽しめるよう工夫されています。

2007年3月末時点で、2,272件、13,651点もの資料が収蔵されており、これらの貴重な資料は、高岡市の歴史と文化を伝える上で重要な役割を果たしています。

沿革

1969年（昭和44年）：高岡市制施行80周年および開町360周年記念事業として、高岡市立美術館（現 高岡市美術館）に隣接して建設が決定。
1970年（昭和45年）6月1日：開館（現 新館）。
1971年（昭和46年）2月：博物館法に基づき、公立博物館として文部省（現文部科学省）および富山県教育委員会に登録。
1994年（平成6年）：高岡市立美術館の移転、分離により旧美術館棟（現 本館）を博物館棟として登録。本館は、1951年（昭和26年）に開催された「高岡産業博覧会」の美術館パビリオンとして建設されたものでした。
1996年（平成8年）4月：財団法人高岡市民文化振興事業団（現在は公益財団法人）へ業務が委託。
2016年（平成28年）4月ごろ：本館玄関付近の外壁材の崩落により本館玄関が半年以上使用不能に。老朽化と古城公園の国史跡指定を受け、移転新築の必要性が議論されました。
2017年（平成29年）6月8日：高岡市は高岡古城公園外への移転方針を表明。
2022年（令和4年）9月：高岡市は高岡市立博物館を高岡市美術館と一体的に整備する方針を示しました。

施設

本館（旧 高岡市立美術館）

エントランスホール B
第1 常設展示室（高岡の歴史ゾーン）
第2 常設展示室（高岡の伝統産業・民俗ゾーン）
休憩室（ふるさとの歴史を彩る人々ゾーン）
茶室「松聲庵」
収蔵庫 B
事務室

新館

エントランスホール A
第1、第2、第3 企画展示室
収蔵庫 A、C
講堂
事務室

施設情報

開館時間: 9時 - 17時 (入館は16時30分まで)
休館日: 毎週月曜日（祝日の場合は翌日）、年末年始（その他臨時休館あり）
入場料: 無料

脚注

関連項目

高岡市美術館
高岡城（高岡古城公園）
日本博物館協会

参考文献

『高岡市立博物館リーフレット（パンフレット）』（高岡市立博物館）2010年12月発行

外部リンク

高岡市立博物館 公式ホームページ
日本博物館協会
富山県博物館協会

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