高橋邦芳

高橋 邦芳

高橋 邦芳（たかはし くによし）氏は、日本の政治家であり、新潟県村上市の市長を三期にわたり務めています。1959年（昭和34年）9月11日、村上市に生まれ、地元で育ちました。

経歴

村上市立村上第一中学校、新潟県立村上高等学校を卒業後、1980年（昭和55年）4月に村上市・岩船郡町村伝染病院組合に奉職しました。その後、1982年（昭和57年）4月からは岩船地域広域事務組合に勤務します。

2008年（平成20年）4月1日、旧村上市と周辺の荒川町、神林村、朝日村、山北町が合併し、新たな「村上市」が誕生しました。これに伴い、岩船地域広域事務組合は解散。同日、高橋氏は村上市役所に入庁し、総務課長補佐、村上市議会事務局長といった役職を務めました。2015年（平成27年）5月に市役所を退職しています。

村上市長として

2015年（平成27年）5月31日、当時の大滝平正市長が健康上の理由で辞職したことを受け、同年6月28日に行われた村上市長選挙に無所属で立候補しました。この選挙では、元村上市長の佐藤順氏、元市議の姫路敏氏、元山北町議の斎藤寿明氏を相手に戦い、18,330票を獲得して初当選を果たしました。他の候補者の得票は、佐藤氏が13,503票、姫路氏が4,649票、斎藤氏が729票でした。有権者数53,657人に対し、投票率は69.88％でした。

2019年（令和元年）6月2日に告示された村上市長選挙では、高橋氏以外に立候補者が現れなかったため、無投票での再選となりました。

2023年（令和5年）6月11日に行われた村上市長選挙では、鮭加工販売会社専務の吉川美貴氏と元山北町議の斎藤寿明氏を退け、三期目の当選を果たしました。この選挙の有権者数は48,319人で、最終投票率は61.52％でした。

人物・政治信条

高橋氏の政治信条は「和して同ぜず」です。これは、他者と協調しながらも、道理から外れたことや主体性を失うようなことには組しないという姿勢を示しています。趣味はゴルフと音楽鑑賞。家族は妻、長男、長女、母と共に暮らしており、住所は村上市泉町にあります。

政策・主張

市長として、多岐にわたる分野で市政の発展を目指しています。主な政策・主張として、以下のような点が挙げられます。

伝統と歴史に根ざした豊かな人間力の育成。
個々の能力を伸ばす教育環境の実現と学習環境の充実。
市民の生命を守る地域医療体制の構築。
災害に強いインフラ整備の推進。
日本海沿岸東北自動車道の早期全線開通の実現。
農林水産業の成長産業化への転換。
商工業の活性化策の推進。
村上ブランドの価値向上。
地域外からの交流人口の拡大。

特筆すべき活動

社会問題となっているインターネット上での同和地区に関する情報公開に対して、高橋氏は積極的に対応しています。2022年（令和4年）3月17日、部落差別の助長・拡散につながるとして、情報削除に向けた措置を速やかに講じるよう、新潟地方法務局村上支局を訪れて要請を行いました。この際、「差別は決して許されない。地方行政が教育に努めるのと並行して、公権力の側が法制度の中でコントロールしていくことが大事だ」と述べ、差別解消に向けた強い姿勢を示しています。

外部リンク

高橋邦芳（くによし）は市民に寄り添う地域づくりを目指します/新潟県村上市
高橋 邦芳 (kuniyoshi.takahashi.niigata) - Facebook
高橋邦芳（くによし）後援会 (takahashi.kuniyoshi.murakami) - Facebook
* 市長の部屋 - 村上市公式ホームページ

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