高見ノ里駅

高見ノ里駅の概要

高見ノ里駅（たかみのさとえき）は、大阪府松原市高見の里三丁目に所在する、近畿日本鉄道の南大阪線に属する鉄道駅です。駅番号はF09で、地域の交通拠点としての役割を果たしています。

歴史

この駅の開業は1932年9月1日で、大阪鉄道の布忍から河内松原間に新たに設置されました。この設立当初は、移転した大阪薬科大学の最寄り駅として機能していました。1943年には関西急行鉄道が大阪鉄道を合併し、関西急行鉄道天王寺線の一部となります。1944年には、戦時下の統合により関西急行鉄道が南海鉄道に統合され、これが後に近畿日本鉄道南大阪線の一部となる経緯です。

2007年4月には、ICカード「PiTaPa」の使用が開始され、2020年12月にはバリアフリー化の工事が完了し、エレベーターと高架橋が設置されたことで、誰でも安心して利用できる駅へと進化しました。

駅構造

高見ノ里駅は、相対式の2面2線を有する地平駅で、ホームの有効長は6両分です。駅舎（改札口）は2番ホームの古市寄りに位置しており、1番ホームへは地下道を使ってアクセス可能です。また、駅南側に唯一の出入口があります。藤井寺駅が管理する有人駅として、PiTaPaやICOCAに対応した自動改札機や自動精算機も備えています。

利用状況

2023年11月7日のデータによれば、1日の乗降人員は5,752人です。利用者数は年々変動していますが、地域の交通において重要な役割を果たしています。

駅周辺の施設

高見ノ里駅周辺にはさまざまな施設があります。具体的には、阪南大学高等学校、松原市文化会館、松原図書館、市民体育館、松原高見郵便局、そして商業施設のカナートモール松原やデイリーカナートイズミヤ松原中央店などがあります。また、イオンタウン松原にも近く、多様な買い物が楽しめます。病院としては阪南中央病院があり、当駅から一本道でアクセス可能です。

バス路線

バス路線も整備されており、南海バスの高見の里駅前には、23系統や29系統が運行しています。さらに、松原市のコミュニティバスである「ぐるりん号」が高見の里駅前や高見の里三丁目にも停留所を設けており、地域住民の交通手段として利用されています。

隣接駅

近畿日本鉄道南大阪線の隣接駅には、布忍駅（F08）と河内松原駅（F10）があり、便利に乗換えが可能です。急行や準急は通過しますが、普通列車は停車します。

高見ノ里駅はその利便性と地域への貢献から、多くの利用者に支持されている鉄道駅です。

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