髙部瑛斗

髙部瑛斗 - プロ野球選手のプロフィール

髙部瑛斗（たかべ あきと）は、1997年12月11日に神奈川県高座郡寒川町で生まれた外野手です。現在、千葉ロッテマリーンズに所属し、右投左打の特徴を持つ選手です。

経歴

プロ入り前の経験

髙部は野球を鶴ヶ島エンゼルスで始めました。彼が野球を始めるきっかけは、父から「運動会の100m走で最下位になったら野球を始める」という言葉を受け、本当に最下位となってしまったことです。中学時代には越生ボーイズに所属し、さらに松永浩美ベースボールアカデミーにも通い、左打ちに転向しました。高校は東海大甲府で、3年夏には甲子園大会に出場し、結果を残しました。これにより、彼は高校時代に1番センターとしてチームを牽引しました。

国士舘大学での活躍

卒業後、国士舘大学に進学し、1年生から外野のレギュラーとして活躍しました。特に打率3割超を維持し続け、4年春には通算100安打を達成しました。ここでのパフォーマンスが評価され、2019年のドラフトで千葉ロッテマリーンズから指名を受けるに至りました。契約金は6000万円、年俸は1000万円とされています。

ロッテでのキャリア

2020年、髙部は一軍昇格を果たしましたが、シーズン開始前に怪我に見舞われ、二軍スタートとなりました。しかし、二軍では打率.368と好不調の波があったものの、後半には活躍を見せました。2021年には一軍出場が増加しましたが、打撃成績が振るわず、二軍がメインとなりました。それでも、イースタン・リーグで28盗塁を記録し、盗塁王のタイトルを獲得しました。

2022年にはオープン戦で首位打者となり、開幕戦にスタメン出場を果たしました。その後も活躍が続き、シーズンで44盗塁を記録し、盗塁王に輝くと共に、ゴールデングラブ賞も受賞しました。

2023年は怪我により厳しいシーズンとなり、一軍登板が叶いませんでした。

選手としての特徴

髙部は、その俊足が最大の武器で、50m走を5秒8で駆け抜ける能力を持っています。バットコントロールも優れており、左右に打ち分けるセンスがあります。遠投105mの肩も併せ持ち、攻守において非常に期待される選手です。

プライベート

髙部には「べー」や「べーやん」といった愛称があり、3人兄弟の次男です。家族もスポーツに力を入れており、兄も野球を経験した後、美容師として活動しています。弟は急性白血病を患い、髙部の野球への情熱をかき立てる出来事となりました。彼は、弟が自分を見守っているとの思いを抱え、高校時代からプロ入りを目指し続けました。その努力は多くの人に感動を与え、「ドラフト緊急生特番!お母さんありがとう」でも彼の経緯が紹介されています。

主な成績とタイトル

髙部の成績は、2023年度終了時点で多くの実績を残しています。特に2022年には盗塁王のタイトルを獲得し、ゴールデングラブ賞も受賞しました。さらにはオールスターゲームにも出場し、その実力を広く知らしめています。彼の今後の活躍が大いに期待されます。

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