魚谷侑未

魚谷侑未 - プロ雀士

魚谷侑未（うおたに ゆうみ、1985年11月2日生まれ）は、日本プロ麻雀連盟に所属するプロ雀士であり、特にその卓越した実力と数々のタイトル歴で知られています。新潟県柏崎市の出身で、趣味はゲームや乗馬など多才です。

来歴

魚谷は元々競馬に興味を持ち、騎手を目指していましたが、競馬学校には入学できず、地元の高校に進学します。その間、競馬のトレーニングを続けました。しかし、2007年に麻雀を覚え、その道に進むことを決意。地元のフリー雀荘で技術を磨きました。

麻雀を覚えてから約1年後の2008年9月にプロ試験に合格し、2009年には日本プロ麻雀連盟に所属。以降は、数々の大会での成功を収めます。

2011年に初出場となった第六期女流桜花で優勝すると、翌年も第七期女流桜花を連覇。2012年にはモンド杯でも初優勝し、その後もモンド王座杯での成功を収め、2013年にはモンド王座杯で初優勝を果たしました。

2014年にはパリで行われた第一回リーチ麻雀世界選手権で最優秀女性選手賞を受賞、2016年にはモンド王座杯を3回目となる連覇で勝ち取ります。さらに、2018年にはMリーグドラフトでセガサミーフェニックスから1位指名を受け、同年の王位戦では女性として2人目の優勝者となりました。

プライベートでは、2021年に同じ日本プロ麻雀連盟に属する宮澤太佑と結婚。2021年には女流モンド杯で自身最多の3回目の制覇を果たし、モンド王座杯ではこれまた最多となる4回目の優勝を達成。その後も蓄積された実績を持つ雀士として、幅広い支持を得ています。

人物像

魚谷の雀風は、彼女の名前にある「魚」にちなんでおり、かつては頻繁に鳴きを使用するスタイルで「泣き虫マーメイド」と称されていました。しかし近年は鳴きを減らし、逆に「最速マーメイド」とも呼ばれるようになりました。彼女の得意な手役は混一色で、鳴き仕掛けがきっかけで満貫を造ることが得意です。

彼女はプロ雀士としての活動を通じて、多くのファンに支えられながら、競技麻雀の魅力を広め続けています。素晴らしい成績の裏には、緻密な計算や考慮が存在し、その努力は多くの麻雀ファンに感銘を与えています。特に、彼女が競技を続けるモチベーションについて、「麻雀しかない」という思いで優勝した経験などが影響を与えています。

近年は、麻雀プロリーグや各種メディアに積極的に出演し、自身の経験や知識をシェアしています。著書も発表し、麻雀ファンに向けた新たな一面も見せています。魚谷侑未の今後の活動から目が離せません。

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