混一色

混一色（ホンイーソー）について

混一色は、麻雀で採用される役の一つで、萬子、索子、筒子のうち一つの種類と字牌を組み合わせて和了することによって成立します。基本的に、門前での和了（食い下がりではない場合）であれば3翻、食い下がりの場合は2翻の得点が付与されます。この役は、ホンイツやホンイチとも呼ばれることがあります。

混一色の概要

混一色は、中程度の得点を獲得しやすい役とされ、特に役牌やドラ、対々和との組み合わせが容易であるため、大きな手になりやすいと言われています。特に、門前の混一色は「メンホン」または「タテホン」と公称され、立直と組み合わせることも可能です。一方、役牌やドラを持たず、副露を多用してスムーズに手を作った場合には、成功の可能性が低くなり、得点も少ない「バカホン」になりかねないと言われており、積極的に狙うべきではありません。

混一色は、特定の色のみの牌で構成されるため、他のプレイヤーに染め手であることを見抜かれやすいという特徴があります。しかし、良形テンパイができることが多く、字牌を用いてシャンポン待ちをすることも可能なので、全体としては多くの役に対応できる便利な役と見なされます。状況に応じて意図的に狙うこともあり、得点力の高さも魅力の一つです。

高得点狙いと戦略

混一色の上位役として知られる清一色（チンイツ）は、通常のホンイツから移行することは少ないですが、両者はともに染め手として扱われ、そのため手作りの過程は「染める」と表現されます。また、混一色において刻子や雀頭を異なる色にすることで、緑一色という役満として認められることもあります。

牌姿の具体例

風牌の暗刻があるケース

牌姿において、風牌が暗刻になっている場合の待ちは、連風牌や役牌としての得点となります。この形で最も大きな得点を得るのは、連風牌での上がりです。

一気通貫・役牌との複合

もし一気通貫が確認できる場合、役牌との複合によってさらなる得点が期待されます。

平和との複合

雀頭が特定の風牌である際には、平和と混ぜて得点を伸ばすことも可能で、一盃口も併用できる場合があります。

対々和・役牌との複合

対子が多い場合は、鳴いて対々和へ進むことができ、この時ツモ和了することで三暗刻も添えられ、高得点を狙える仕組みになります。

七対子との複合

点棒状況によっては、通常の牌を捨ててメンホン七対子を狙うという戦略も考えられ、これが成功すれば跳満や倍満を狙えます。

バカホンのケース

混一色のみの和了であれば点数は限られており、この場合の雀頭によれば最も少ない得点となることも覚えておかなければなりません。

多門張のケース

牌の寄り次第で、広範囲の役の待ちが成り立つ場合があり、その場合にはご褒美も大きくなります。

複合役の多様性

風牌をポンしているケースや副露している状況では、点数の向上が期待できるが、和了牌によってその役割は異なることに留意する必要があります。

結論

混一色は、その成り立ちと得点効果から、多様な戦略を生む魅力的な役です。特に、上位役へ向かう可能性を秘めており、麻雀の内容をより深く楽しむための鍵となります。

もう一度検索