鶴岡慎也

鶴岡慎也 - 元プロ野球選手の軌跡

基本情報

• - 名前: 鶴岡 慎也 (つるおか しんや)
• - 生年月日: 1981年4月11日
• - 出身地: 鹿児島県肝属郡高山町（現・肝付町）
• - ポジション: 捕手
• - 投打: 右投右打

経歴

プロ入り前

鶴岡は小学校時代からソフトボールを通じてスポーツに親しんでいましたが、硬式野球を始めた中学校では捕手に転向。樟南高校では甲子園での経験を積み、特に3年生のときは主将としてチームを引っ張りました。社会人野球の三菱重工横浜を経て、2002年に北海道日本ハムファイターズからドラフト8位で指名されてプロ入りしました。

日本ハム時代

2003年からプロ入りし、初年度はイースタン・リーグでの出場を経験。特に2005年シーズンのフレッシュオールスターでは最優秀選手に輝き、一軍昇格後も着実に成長しました。2006年には捕手として初めての開幕を迎え、数々の試合で重要な役割を果たしました。特に2007年はダルビッシュ有とのバッテリーで注目を浴びました。

2009年には守備率の高さが評価され、初めてのゴールデングラブ賞を受賞。2010年は打撃も調子を上げ、シーズン終了後には背番号を22へと変更し、名実ともにチームの重要な選手となりました。

ソフトバンク移籍

2014年、鶴岡はFA宣言を行い、福岡ソフトバンクホークスに移籍。オープン戦では好調を維持したものの、シーズンを通しては苦しい年となりました。しかし、守備面での安定感を発揮し、特に盗塁阻止率でリーグ2位を記録しました。2016年からは背番号を33に変更し、若手捕手との競争にも挑みました。

第二次日本ハム

2017年、再度日本ハムに復帰し、一軍バッテリーコーチとしても活動。2019年から実質的にコーチ兼任となり、若手選手の育成にも貢献しましたが、2021年に現役引退を決断し、その後は野球解説者としての道を歩むことになります。

引退後の活動

引退後は野球解説者として活動しており、複数の放送局で解説を務めている。2022年には引退セレモニーが行われ、多くのファンと関係者に見守られながら現役生活を終えました。2023年にはWBCに関わり、日本代表のブルペン捕手として金メダル獲得にも貢献しました。

プレースタイル

鶴岡選手は、献身的なプレースタイルを貫き、「投手に気持ちよく投げさせることがキャッチャーの仕事」と語っていました。柔軟なリードとインサイドワークに定評があり、特にダルビッシュ有とのバッテリーは大きな注目を集めました。また、打撃面では自己最高打率を残しつつも、基本的には守備に重きを置いた選手でした。

パーソナル

愛称は「つるちゃん」。明るい性格で、チームのムードメーカー的存在でした。また、同じく捕手として活躍した弟も存在し、家族で野球界に貢献しています。彼の存在は、多くのファンに愛され続けています。

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