鹿児島県立鴨池陸上競技場

鹿児島県立鴨池陸上競技場について

鹿児島県立鴨池陸上競技場は、鹿児島市内に位置するスポーツ施設で、陸上競技やサッカーなど、多彩なスポーツイベントに利用されています。この競技場は、鹿児島県教育庁が所管し、鹿児島県が所有しています。運営はセイカ・ユナイテッドグループが行っており、地域のスポーツ振興に貢献しています。

施設の特色

施設は日本陸上競技連盟から第1種公認を受けており、ワールドアスレティックスのCLASS 2認証も取得しています。収容人数は19,934人で、メインスタンドは7,592人、バックスタンドが5,342人、芝スタンドは7,000人が座れるよう設計されています。また、大型映像スクリーンも完備されており、観客は迫力のある映像で活躍する選手たちを楽しむことができます。トラックは400メートルの8レーンがあり、フィールドには夏芝と冬芝が使用されています。

設備の歴史

この競技場は1972年に完成し、その年の第27回国民体育大会（太陽国体）に向けて活用されました。以降、1994年にはナイター照明設備、1995年にはバックスタンドが新設されました。また、2023年に予定されている特別国体に備えて、2014年から改修工事が行われています。このように、時代のニーズに応じて設備が進化してきました。

主なイベントと大会

これまでに、この競技場では多くのスポーツイベントが開催されています。陸上競技においては九州中学校陸上競技大会や南九州高校総体陸上競技大会などが行われています。また、サッカーでは鹿児島ユナイテッドFCの公式戦や、日本プロサッカーリーグ（Jリーグ）の公式戦も頻繁に行われています。過去にはジュビロ磐田や京都サンガF.C.などがここで試合を行い、地域のスポーツシーンを盛り上げてきました。さらに、ラグビーのジャパンラグビートップリーグ公式戦や、ラグビーワールドカップ2019の南アフリカ代表の事前合宿地としても利用されるなど、多彩な活用が見られます。

命名権の取得

2018年4月、鹿児島県はこの施設に命名権を設定し、枕崎市に本社を持つ薩摩酒造がその権利を取得しました。これにより、陸上競技場は「白波スタジアム」と名付けられ、地域の文化とスポーツの融合が図られています。契約は当初3年間で、その後も更新が行われています。

アクセス

競技場へのアクセスは非常に良好です。JR鹿児島中央駅からは市営バスの16番線へ乗車し、「KKB前」で降りることができます。また、鹿児島市役所前からも同様に16番線を利用できます。さらに、鹿児島駅や天文館からは市電1系統を使い、騎射場停留場下車後に徒歩でアクセスすることも可能です。

周辺施設

鴨池公園内には、鹿児島県立鴨池野球場や多目的屋内運動場など、他のスポーツ施設も充実しています。これらの施設は、地域のスポーツ振興に寄与し、さらなる利用促進が期待されています。競技場を訪れる際には、周囲の環境を楽しみながらスポーツ観戦を満喫できることが魅力です。

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