MIKIKO

MIKIKOについて

MIKIKO（みきこ、1977年8月11日生まれ）は、日本を代表する演出振付家であり、ダンスカンパニー株式会社ELEVENPLAYの代表取締役としても知られています。彼女の愛称は「MIKIKO先生」で、多くのファンに親しまれています。彼女の独自の振付スタイルと演出手法は、新しい視覚体験を提供し、ダンスの境界を広げる役割を果たしています。

経歴

東京で生まれたMIKIKOは、3人姉妹の末っ子です。2歳のときに父の転勤で広島に移り住み、平和大通り沿いの自宅でフラワーフェスティバルの舞台セットが作られる様子を見て育ちました。父が広告代理店に勤務していたこともあり、舞台裏の世界に触れ、振付師という職業を知りました。特に、米米CLUBのライブをバックで観た経験が彼女の志望を固めるきっかけとなりました。また、安田女子中学校のバトン部に所属しながら、踊る楽しさを味わい、高校ではヒップホップダンスを始めました。

1996年、19歳のときからダンス指導を始め、1999年にはアクターズスクール広島で講師を務めました。この頃、未来のアーティストPerfumeの一期生とも出会い、彼女たちの振付も手掛けるようになりました。2000年にMAXのバックダンサーとして活動し、ダンスグループVAXを結成。広島と東京を行き来しながらダンスの腕を磨きました。

2005年、28歳の時にアミューズと契約し、演出家としての活動を本格的に開始しました。初めての大仕事である舞台「DRESS CODE」は、大きな評価を受けました。その後、米国に留学し、帰国後はPerfumeの振付をほぼ全て手掛けることになりました。

活動と影響

帰国後、MIKIKOはアミューズ所属のアーティストを中心に振付や演出を提供し、2009年にはELEVENPLAYを設立しました。この頃からテレビCMやコンサートの演出に大きく関与し、さくら学院やBABYMETALなど多様なアーティストへの振付も行っています。2014年には初音ミクとともにレディー・ガガのコンサート前座も務めました。

MIKIKOの振付けは、日常的な動作を取り入れ、観客に新たな視覚的体験をもたらします。彼女は「引き算の美学」を重視し、ダンスが持つ意味を深く掘り下げています。特に、ヒップホップなど外国文化の要素を取り入れる際にも、日本人らしさを大切にし、独自の感性を加えています。彼女の振付けが注目される中、星野源の「恋ダンス」などは、演出が楽曲への理解を深める手助けをしたとして、多くの acclaimを受けました。

受賞歴と評価

MIKIKOはその独自のスタイルと数々の成功を収め、さまざまな賞も獲得しています。2017年には「VOGUE JAPAN Women of the year」を受賞し、2020年の東京オリンピックでは開会式と閉会式の演出に関わる重要な役割を果たしましたが、チーム解散により辞職しました。

近年、彼女は技術と芸術の融合を追求し、はたまたデジタルメディアの協会からも表彰されています。MIKIKOの影響はダンスの枠を超え、多くのアーティストやクリエイターたちに刺激を与え続けています。

MIKIKOは振付や演出において常に新しい視点を求め続け、観客を魅了し、今後の活躍にも大きな期待が寄せられています。

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