あおきけい&みかまるとは？意味をやさしく解説

あおきけい&みかまる：夫婦で紡ぐ漫画の世界

あおきけい&みかまるは、夫のあおきけい（福岡県出身）と妻のみかまる（長崎県出身）による、日本の漫画家夫婦コンビです。二人は、主に少年向け漫画雑誌で活躍し、長年にわたり読者を楽しませてきました。

あおきけいの軌跡

夫のあおきけいは、集英社の『月刊少年ジャンプ』で漫画家デビューを果たしました。初期の代表作には『ファミコンゼミナール』があり、その後『デラックスボンボン』で連載を開始した『ロボゲーマーOMOちゃん』で人気を博しました。1990年から約17年間、『コミックボンボン』系列の雑誌を中心に執筆を続け、数々の作品を生み出しました。

みかまるの活動

妻のみかまるは、当初あおきけいのアシスタントとして活動していました。しかし、自身も漫画を描き始め、独立した仕事も獲得するようになりました。夫婦共同で作品を制作する一方で、それぞれの個性を活かした活動も展開しています。

幻のアニメ企画と名義の変化

1996年には、『時限探偵ダッチマン』という作品が、ボンボン編集部と葦プロダクションの共同アニメ企画として連載されました。あおきけいがデザインしたキャラクターを芦田豊雄が調整した設定画も存在し、連載中にアニメ化を予告するアオリもつけられていましたが、残念ながらアニメ化企画は実現せず、連載も終了しました。

2007年に『コミックボンボン』が休刊した後は、『デンゲキニンテンドーDS』などに活躍の場を移しました。初期は「あおきけい」単独名義で活動していましたが、2001年頃から「あおきけい&みかまる」名義を使用するようになりました。過去の「あおきけい」名義の作品が再配信される際に「あおきけい&みかまる」名義に変更されることもあります。また、「あおきけい&みかまる」名義の作品でも、みかまるが制作に関わっていないものも存在するとされています。

作風の特徴

あおきけい&みかまるの作品の特徴として、ギャグシーンで用いられる独特な擬音表現が挙げられます。「ずで〜〜〜〜〜」や「ずどどどどどど」といった擬音は、彼らの作品を象徴する要素の一つとなっています。

主な作品リスト

「あおきけい」名義

ロボゲーマーOMOちゃん
われらホビーズファミコンゼミナール
仮面ライダーSD マイティライダーズ（原作：石ノ森章太郎）
JJオクトパス
戦え!? バトンQ
ヤッターマン
時限探偵ダッチマン（原作：桃井さくら）
すげすげ凄芸ゴマC学園
超凄芸ゴマC学園バトルトップ
スーパーマリオカート
ゲキタマン

「あおきけい&みかまる」名義

マリオカート64
SDガンダム武っちゃムチャ○伝
SDガンダムフォース
ドクターマリオくん (2003年から長期連載されたが、単行本化はされなかった)
ヤッターマン
ぼくらはカセキホリダー
星のカービィプププヒーロー
星のカービィウルトラスーパープププヒーロー
新世紀ロボヴァーズX
ゲームファクトリーDERZE
ミキちゃん大ばってき!!

あおきけい&みかまる