あおもり信用金庫

あおもり信用金庫（あおしん）

あおもり信用金庫は、かつて青森県青森市に本店を置いていた信用金庫で、地域経済の発展に貢献していました。通称「あおしん」として親しまれていましたが、2009年11月9日に八戸信用金庫、下北信用金庫と合併し、青い森信用金庫となりました。

歴史

あおもり信用金庫は、複数の信用組合・信用金庫の合併を経て誕生しました。そのルーツは、1914年に設立された津軽信用組合と有限責任青湾信用組合に遡ります。

北奥羽信用金庫

1914年2月 - 有限責任青湾信用組合が設立。
1951年1月 - 浪岡信用組合が設立。
1951年10月 - 青湾信用組合が信用金庫法に基づき、青湾信用金庫に改組。
1952年4月 - 浪岡信用組合が信用金庫法に基づき、浪岡信用金庫に改組。
1970年10月1日 - 青湾信用金庫（存続金庫）と浪岡信用金庫が合併し、北奥羽信用金庫が設立。
1971年2月 - 昭和信用金庫を合併（昭和信用組合として1927年設立、1952年に昭和信用金庫に改組）。

青森信用金庫

1914年 - 津軽信用組合として設立。
1922年 - 青森信用組合に改称。
1951年 - 信用金庫法に基づき青森信用金庫に改組。

あおもり信用金庫

1996年8月26日 - 北奥羽信用金庫（存続金庫）と青森信用金庫が合併し、あおもり信用金庫に名称変更。
1998年3月23日 - 津軽信用金庫を合併（津軽信用組合として1949年設立、1951年に津軽信用金庫に改組）。
2009年11月9日 - 八戸信用金庫（存続金庫）、下北信用金庫と合併し、青い森信用金庫に名称変更。新金庫の本部・本店を八戸信用金庫の本部・本店所在地に設置。

このように、あおもり信用金庫は、地域社会のニーズに応えるべく、幾度かの合併を経て発展してきました。

事業区域

あおもり信用金庫の事業区域は、以下の地域でした。

青森市
弘前市
黒石市
五所川原市
つがる市
平川市
東津軽郡
西津軽郡
中津軽郡
南津軽郡
北津軽郡
上北郡のうち野辺地町

津軽地方を中心とした広範囲な地域で、地域住民や中小企業を支援していました。

店舗

あおもり信用金庫は、青森市や弘前市など、津軽地方を中心に36店舗を展開していました。これらの店舗は、地域経済の重要な拠点として機能していました。

合併後の対応

青い森信用金庫への合併後、あおもり信用金庫の本店は「青い森信用金庫 青森営業部」となりました。また、店舗の統廃合や名称変更も行われ、より効率的なサービス提供体制が構築されました。

関連情報

あおもり信用金庫は、地域社会への貢献の一環として、スポーツ振興くじの販売や、東北しんきんカードの発行も行っていました。これらの活動は、地域住民の生活や文化の向上にも寄与していました。



このように、あおもり信用金庫は、その歴史の中で、地域経済の発展と住民生活の向上に重要な役割を果たしてきた金融機関でした。

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