あたしゃ川尻こだまだよ

『あたしゃ川尻こだまだよ』：人気エッセイ漫画の世界

独特の世界観と人気

『あたしゃ川尻こだまだよ』は、作者である川尻こだま氏が2020年9月よりTwitterで公開し始めた、日記漫画が原作です。独特の擬音語と、食への貪欲な描写、そして何よりも作者の個性が光る作品として、大きな人気を集めました。2021年にはAmazon Kindleにて電子書籍版『川尻こだまのただれた生活』として自費出版され、「次にくるマンガ大賞2021」Webマンガ部門で11位を獲得するなど、その注目度はさらに高まりました。当初は書籍化を検討していませんでしたが、電子書籍版公開を機に舞い込んだアニメ化のオファーを受け、アニメ制作に関わる契約締結のため、出版社からの書籍化が決定したという経緯があります。

ストーリーとキャラクター

漫画は、河童の姿をした作者である川尻こだまの日常を描いています。あまり外に出歩かない川尻こだまの生活は、食に関する話題を中心に展開されます。そのユニークな視点と描写が、多くの読者を引きつけています。

主な登場人物は、作者である川尻こだま（声：悠木碧）と、天啓を授ける際に現れる天啓猫（声：速水奨）です。この個性的なキャラクターたちも、作品の魅力を高めています。

書籍情報

KADOKAWAより単行本が刊行されており、2024年1月4日現在で3巻が発売されています。単行本には、アニメBlu-rayが同梱された特装版も存在します。各巻のISBNは以下のとおりです。

1巻：ISBN 978-4-0468-0828-8
2巻：ISBN 978-4-0468-1498-2
2巻特装版：ISBN 978-4-0468-1499-9
3巻：ISBN 978-4-0468-3084-5

アニメ化

『あたしゃ川尻こだまだよ〜デンジャラスライフハッカーのただれた生活〜』として、2022年1月14日から8月12日まで、フジテレビの番組『EXITV〜FODの新作・名作をPon!Pon!見せまくり!〜』内で全24話が放送されました。アニメーション制作はラパントラックが担当し、金子伸吾氏が監督を務めました。単行本2巻特装版にはアニメのBlu-rayが付属しています。

スタッフ

原作：川尻こだま
監督：金子伸吾
キャラクターデザイン・総作画監督：高野やよい
美術監督：中村千恵子
色彩設計：秋元由紀
撮影監督：塩川智幸
編集：黒澤雅之
音響監督：山田陽
音響制作：サウンドチーム・ドンファン
音楽：yuma yamaguchi
* 音楽制作：フジパシフィックミュージック

主題歌

主題歌「ナイトホリック」は、UROMTが担当し、作詞・作曲・編曲は栗山夕璃が手掛けています。

ゲーム化

iOS/Android向けシミュレーションゲーム『こだま日記』が、ポラリスエックスより2022年9月の配信予定でしたが、延期を経て、2023年3月23日に配信が開始されました。

まとめ

『あたしゃ川尻こだまだよ』は、独特の世界観と魅力的なキャラクター、そして作者の個性が光る作品です。漫画、アニメ、ゲームと様々なメディアミックス展開がなされ、今後も更なる広がりを見せていくことが期待されます。

もう一度検索