ありそドーム

ありそドーム: 富山県魚津市の多目的スポーツ施設

富山県魚津市北鬼江に位置するありそドーム（正式名称: 魚津テクノスポーツドーム）は、総工費約64億円をかけて建設された多目的スポーツ施設です。1996年に着工し、1998年にオープンして以来、地域のスポーツ活動だけでなく、さまざまなイベントにも利用されてきました。このドームは、地元のアイコンとしてだけでなく、富山県内外から訪れる人々にも親しまれています。

ドームの設計と特徴

ありそドームの屋根は波をイメージしており、展望塔は蜃気楼の形を模しています。これは「海に開かれた魚津」というコンセプトを象徴しており、美しいデザインが施されています。また、ドームの施設を管理しているのは、2006年から魚津市スポーツ協会であり、地域のスポーツ振興に大いに貢献しています。

施設の詳細

アリーナ

ありそドームの中心となるアリーナは、60m×40mの広さを誇り、バスケットボールやバレーボール、バドミントンなどに対応する設備が整っています。

• - 床面積: 2,417m²
• - 高さ: 20m
• - 観客席: 最大5,500人（仮設席含む）
• - 固定席: 2,141人
• - 可動席: 1,720人
• - ランニングコース: 220m

さらに、選手控室や更衣室、シャワー室なども完備されており、選手にとっては快適な環境が整えられています。

スタジオとトレーニングルーム

また、90m²のスタジオや、トレーニングルームも利用可能です。

産業展示ホール

この施設には、656m²の産業展示ホールもあり、バドミントンや卓球が行えるスペースが確保されています。このホールは、ウォーミングアップや地域の産業に関する展示にも利用されます。

アトリウムと常設展示

アトリウムには、地場産品の常設展示場が設けられており、地域の魅力を発信する場となっています。特に、魚津市が毎年開催する「たてもん祭り」の山車も常設展示されており、その伝統文化を訪れる人々に伝えています。

研修室

さらに、研修室や主催者室も完備されており、全3室を利用することができます。これにより、さまざまな会議やイベントに対応できる柔軟性を持ったデザインとなっています。

展望塔

ドームの一部として設けられている展望塔は、46mの高さを誇り、海抜53mからは美しい魚津市街地や日本海、立山連峰、能登半島を一望できます。

軽食喫茶室と駐車場

施設内には軽食喫茶室も併設されており、訪れる人々が一息つく場を提供しています。駐車場も440台分整備されており、多くの来場者に対応できるようになっています。

主な開催イベント

ありそドームでは多くのイベントが行われています。ボリショイサーカスや魚津産業フェアなど大きな催しから、2000年のやま国体バレーボール競技、NHKラジオ体操、大相撲の地方巡業、さらにはBリーグ富山グラウジーズの試合など、多岐にわたるイベントが開催されます。

アクセス

アクセスも良好で、あいの風とやま鉄道の魚津駅からは徒歩約9分、富山地方鉄道本線の新魚津駅からは約7分の距離です。また、北陸自動車道の魚津インターチェンジからは車で約12分という便利な立地にあります。

結論

ありそドームは、富山県魚津市におけるスポーツと文化の交流の場として重要な役割を果たしています。地域のスポーツ振興やコミュニティの活力を育むために、今後も多くのイベントや活動が期待されます。

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