いつか行く旅

『いつか行く旅』は、1989年4月3日から1991年9月16日まで、テレビ朝日系列局で放送された旅番組です。大塚製薬が単独でスポンサーを務め、毎週月曜日の19時30分から20時までの30分間、日本各地の魅力的な場所を紹介していました。

番組の大きな特徴は、固定の出演者を持たず、毎回異なるゲストリポーターが旅をするスタイルでした。リポーターたちは、美術館を訪れたり、各地の食べ放題の店を巡ったりと、様々なテーマで日本の魅力を紹介しました。ナレーションは、主に声優の野沢那智が担当し、回によっては俳優の渡辺篤史などが担当することもあったようです。

番組を彩ったテーマ曲も印象的でした。

オープニングテーマは、中川イサトが作曲し、難波弘之が編曲を手掛けたインストゥルメンタル曲「Witch Way」でした。軽快なメロディが旅への期待感を高めます。

エンディングテーマは、時代を反映した様々な楽曲が使用されました。

プリンセス プリンセスの「世界でいちばん熱い夏」（平成レコーディング版）
池田聡の「Kiss」（1989年）
中原めいこの「ダイヤモンド見分けなさい -Is it true love-」（1990年）
PSY・Sの「遊びにきてね」（1990年）
森川美穂の「LOVIN' YOU」（1991年）
川島だりあの「Shiny Day」（1991年4月 - 1991年6月） - 当時の大塚製薬ポカリスエットのCMソングとしても使用されました。
* 田中美奈子の「ギリギリしてる」（作詞・作曲：川島だりあ、1991年7月 - 1991年9月）

これらの楽曲は、番組のエンディングを彩り、視聴者に心地よい余韻を残しました。

『いつか行く旅』は、短い期間の放送でしたが、様々なゲストリポーターによるバラエティ豊かな旅の模様や、印象的なテーマ曲を通して、多くの視聴者に愛された番組でした。

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