いんぐりもんぐりのオールナイトニッポン

いんぐりもんぐりのオールナイトニッポン

『いんぐりもんぐりのオールナイトニッポン』は、ニッポン放送の深夜放送「オールナイトニッポン」の土曜2部で放送されていたラジオ番組です。放送期間は1986年4月12日から1987年6月27日まで。パーソナリティはロックバンドのいんぐりもんぐりが担当しました。

概要

1986年3月まで、オールナイトニッポンは土曜日深夜（日曜日未明）は『サンデースペシャル』として4時間通しての放送でした。しかし、1986年4月の改編から土曜日も2部制となり、『ABブラザーズのオールナイトニッポン』が土曜1部に移動し2時間に短縮。その跡を継いで、本番組が土曜2部の初代番組としてスタートしました。

いんぐりもんぐりのメンバーは、1986年春に高校を卒業したばかりでした。彼らは出身地である横浜を強く意識した選曲と番組のムード作りに力を入れていたと言われています。毎週かかる曲数は15曲前後と、当時のオールナイトニッポンの中では多い方でした。番組に寄せられるハガキの9割以上が女性ファンからのものでした。

番組内コーナーの入れ替わりは非常に激しく、わずか3ヶ月ほどの間に30近くのコーナーが始まっては終わっていったそうです。番組終了は事前に決定していましたが、リスナーには一切告知されませんでした。最終回となった1987年6月27日も、通常のコーナーをこなし、ハガキ募集の告知も行われました。エンディングテーマが流れる中、「今日で最終回」「来週から（本番組）ない」と突然発表し、「バイバーイ」とあっけらかんと終了しました。

主なコーナー

おれの友達なんかすげーんだぜ
リスナーが自分の身近な友人の特技を紹介するコーナー。
ふんげェーイタカッたコーナー
リスナーが体験した痛い経験談とその時の思いを綴ったハガキを紹介するコーナー。
夢見るウーパールーパー
ウーパールーパーに関する話題を何でも募集するコーナー。
必殺仕置人コーナー
リスナーから寄せられた「仕置きして欲しい人物・物件」などを、川田ともこの曲『あかね雲』（『新・必殺仕置人』主題歌）のインストゥルメンタルバージョンをBGMにして紹介するコーナー。ハガキを読み終えた後、メンバーが様々なお仕置きのセリフを叫んで締めました。
恐怖体験コーナー
スタジオ内の照明を落として薄暗くし、リスナーから寄せられた恐怖体験のハガキを読むコーナー。
いんぐりもんぐりのFree Way Music
ドライブのBGMになりそうな歌詞と曲を、いんぐりもんぐりのメンバー自ら選曲してクールに流すコーナー。"ソフトサイド"担当のDJは永島浩之、"タイトサイド"担当のDJは前島正義が務めました。
YOKOHAMA MAP
その他

スタッフ

ディレクター：須藤雅明
構成作家：寺 孝厚
* AD：菅原長一郎（後にデーモン小暮のオールナイトニッポン、小泉今日子のオールナイトニッポンなども担当）

ネット局

（☆ - 当時、2部は土曜日のみ放送していた局）

脚注

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