うしろの正面 (テレビドラマ)

『うしろの正面』は、1975年2月18日から同年6月17日までNETテレビ（現・テレビ朝日）系列局で放送されたテレビドラマです。全14話で、毎週火曜20:00 - 20:55に放送されていました。

概要

物語の主人公は、夫を亡くし東京の高級住宅街で陶器店を営む宇佐見雛子。一人娘が国際結婚で海外へ移住した後、彼女は自身の生きがいを模索します。そんな中、ひょんなことからコソ泥の精六など、個性的な人々との交流が始まり、日常は騒がしくも温かいものへと変わっていきます。

ある日、節子が不良少女との喧嘩に巻き込まれ、病院へ搬送されるという事件が起こります。その際、保護観察官の田所が事情聴取に訪れ、雛子は彼の仕事ぶりに感銘を受けます。これをきっかけに、彼女は自らも保護司になることを決意し、新たな人生を歩み始めるのです。

キャスト

宇佐見雛子：高峰三枝子
田所：山﨑努 - 犯罪心理学者であり、保護観察官
宇佐見節子：中村メイコ
宇佐見梢：多岐川裕美
江島精六：坂上二郎
江島周子：岡田奈々 - 精六の娘
いづみ：児島美ゆき
蒲田：天田俊明
万里子：鰐淵晴子
寺川：三谷昇
二宮：滝沢修 - 美術評論家
浦辺粂子

スタッフ

脚本：松木ひろし（全話担当）
演出：大村哲夫、田中利一
* 制作：NET

放送ネットワークに関する備考

近畿地方では、番組の放送局が変更されるという出来事がありました。1975年3月18日放送の第5話までは毎日放送で放送されていましたが、同年3月末に発生したいわゆる「腸捻転」解消の影響を受け、同年4月1日放送の第6話からは朝日放送へと放送局が変更されました。

広島地区においては、広島ホームテレビが当時日本テレビ系列の番組を多く放送していた関係で、火曜20:00の枠が日本テレビとのスポンサードネットによる同時ネット枠となっていました。そのため、『うしろの正面』は3日遅れの金曜21:00から放送されていました。

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