うすだスタードーム

うすだスタードーム

うすだスタードームは、長野県佐久市臼田地区にある公開天文台で、正式名称は「佐久市天体観測施設」です。この天文台は、1996年11月29日に開館し、地域の宇宙への関心を高める拠点として、市民に親しまれています。

概要

うすだスタードームは、かつて「星の町うすだ」を宣言していた臼田町（現佐久市）が、星や宇宙に関する事業の一環として整備しました。2005年の合併により、佐久市が運営を引き継ぎました。この天文台の最大の特徴は、予約なしで参加できる毎夜の観望会です。これは全国的にも珍しく、多くの天文ファンや家族連れに人気があります。

施設・設備

うすだスタードームには、本格的な天体観測を可能にする充実した設備が整っています。

天体望遠鏡
60cm反射望遠鏡：三鷹光器製のカセグレン式望遠鏡で、焦点距離は7200mm（F12）。ワンダーアイ接眼部を備えています。この望遠鏡は、遠くの天体を詳細に観察するのに適しています。
20cm屈折望遠鏡：三鷹光器製の2台の望遠鏡で、それぞれ焦点距離2000mm（F10）と2400mm（F12）です。これらは、惑星や月などの観測に適しています。
その他設備
研修室：100インチスクリーンとマルチメディアプロジェクターを備え、天文学に関する学習やイベントに利用されています。

利用案内

開館時間

10:00 ～ 22:00（入館は21:00まで）

休館日

月曜日、火曜日（祝日の場合は翌日）、祝日の翌日、年末年始（12月29日～1月3日）
ただし、イベント開催日や特別な天文現象がある場合は、臨時開館することもあります。

入館料

一般：500円
小中学生：250円
20名以上の団体は2割引

アクセス

うすだスタードームへは、以下の方法でアクセスできます。

自動車：上信越自動車道佐久ICまたは中部横断自動車道佐久南ICから韮崎方面へ進み、国道141号線「伊勢宮」交差点から西へ約5km。
公共交通機関：JR小海線臼田駅からタクシーで約15分。

関連情報

うすだスタードームを訪れる際には、以下の関連施設や情報も参考にしてください。

天文台：日本各地の公開天文台に関する情報もチェックできます。
佐久市：佐久市の観光情報やその他の施設についても調べてみましょう。
佐久市子ども未来館：子ども向けの科学館として、こちらもおすすめです。
臼田宇宙空間観測所：JAXAの施設で、宇宙科学に興味がある方はぜひ訪れてみてください。
うすだスタードーム公式サイト：最新情報やイベントスケジュールはこちらで確認できます。

うすだスタードームは、地域住民だけでなく、多くの天文ファンにとっても魅力的な場所です。ぜひ一度訪れて、美しい星空を体験してみてください。

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