うる星やつら 〜ディア マイ フレンズ〜

うる星やつら 〜ディア マイ フレンズ〜

『うる星やつら 〜ディア マイ フレンズ〜』は、1994年4月15日にゲームアーツにより発売されたメガCD専用のポイント・アンド・クリックアドベンチャーゲームです。このゲームは、前作『ゆみみみっくす』に続くインタラクティブコミックの第2弾で、描かれるストーリーはオリジナルなもので、プレイヤーは主人公の諸星あたるの視点で話を進めることができます。

ゲームの概要

ゲームは、画面上のアイテムをカーソルを使用して選択し、反応を楽しむスタイルとなっています。「話す」「見る」「取る」といったアクションを通じて、ストーリーが展開します。原作のキャラクターも登場し、プレイヤーはそうしたキャラクターとの出会いやアイテムを探す過程も楽しめます。ただし、アニメーションシーンには選択肢やマルチエンディングの要素は設けられていません。

ゲーム内容

ゲーム内にはいくつかのミニゲームが含まれており、プレイヤーは様々なアクティビティを体験できます。特に印象的なミニゲームには以下のものがあります。

コタツネコのしあわせ　エピソード2

原作キャラクターの「願い星」に関連したミニゲームです。プレイヤーはコタツネコを操作し、落ちてくるたい焼きを時間制限内にキャッチします。コタツにあたるとタイムロスが発生するため、慎重な操作が求められます。

マキシマム・スピード

弁天を操作して敵を撃ち落とすシューティングゲームであり、ウィリアムス社の『ディフェンダー』を彷彿とさせるスタイルです。全てのクリスタルを破壊する前に与えられたノルマをクリアする必要があります。

亜空間ファイター無限大 ダッシュ ニトロ

この対戦格闘ゲームでは、4人のキャラクターが登場します。プレイヤー同士が対戦可能で、裏技を使ってゲームスピードを上げることもできます。

ストーリー

物語はある土曜日の午後、諸星あたるがガールハントに出かけようとするところから始まります。しかし、ラムに見つかり、学校に忘れ物をしたと嘘をつくことになります。しかし、その後も次々に訪れる出来事に巻き込まれ、あたるは思わぬ冒険に突入していきます。錯乱坊の依頼や面堂のタコ探しなど、様々なミッションをこなすうちに、彼の行動が「魔人」を呼び出すことにつながります。

キャラクター

本作にはオリジナルキャラクターも多数登場しており、プレイヤーはあたるをはじめとするキャラクターたちの個性豊かなやり取りを楽しむことができます。特に、「サーラ」とその母親「サンドラ」がストーリーの中で重要な役割を果たします。

音楽

主題歌にはHIROが手掛けた「ほんの少しの勇気」（オープニングテーマ）や「最後の一歩」（エンディングテーマ）が使用されており、物語の雰囲気を一層盛り上げています。

評価

ゲームは、ゲーム誌『ファミコン通信』のレビューや『メガドライブFAN』の評価でも好評であり、特にそのゲームプレイのユニークさやストーリーテリングが評価されています。プレイヤーは、愛されるキャラクターたちとの冒険に没頭できる作品となっています。

もう一度検索