おいね★どいね

『おいね★どいね』の概要と特徴

『おいね★どいね』は2010年3月29日から2025年3月28日まで、北陸放送（MROラジオ）で放送されていたローカルワイド番組です。本番組は、最初のタイトルである『げつきんワイド!おいね★どいね』から始まり、2016年春に改題されました。プログラムは石川県の方言を活かし、地域密着型の特徴を持ちながら展開されました。

番組の発展と変遷

番組は、11年6か月の放送の中で二部制に分かれており、各時間帯に合わせた様々なセグメントが用意されていました。午前中には『今日も“シャキ”っと』という朝の目覚めを助ける内容が放送されており、午後には『石川名物!GOGOは本多町3丁目』のコンテンツを取り入れていました。これにより、リスナーに親しまれる番組としての地位を築いていきました。

さらに、2011年4月の改編で、他の番組と統合する形で放送時間が拡大され、最終的には8時間以上の長丁場での放送が実現。これは北陸放送において、最も長いレギュラーのラジオ番組となりました。

方言を活かした内容

番組名にも使われている「おいね」や「どいね」といった金沢弁は、地域のリスナーにとって非常に馴染み深い表現です。「おいね」は「そうなんだよ」という肯定的な意志を、「どいね」は「どうなの？」という疑問を表します。このように、地元の文化と密接に連携した内容が、リスナーに響く要因となっていました。

メインの出演者とセグメント

放送内では、MROアナウンサーや地元のタレントがパーソナリティとして活躍し、多彩なリポーターや特殊コーナーも設置されました。例えば、ラジオカーによる県内各地のリポートや、地域の商工情報など、リスナーが求める情報を提供するコンテンツが豊富に用意されていました。

2023年の時点でのパーソナリティは、火曜から金曜にかけて西川章久や川瀬裕子らが務めており、放送時間内に幅広いテーマに取り組んでいます。

特徴的なコーナーと企画

番組内では、時短を意識した内容やリスナー参加型のコーナーも多く、特に「若杉しげるの演歌道」や「シゴトのツボ」といったコーナーがありました。これらは地域の芸能やビジネス情報を紹介することで、リスナーの理解を深める役割を果たしました。また、「しりとりリクエスト」や「細かすぎるけどよくわかる石川自慢」など、リスナー参加型のコーナーも人気を博しました。

まとめ

『おいね★どいね』は、地域の文化とリスナーとの繋がりを重視した番組であり、約15年間にわたって多くの人々に愛され続けました。放送内容や出演者、地域密着型の特性により、今なお記憶に残る存在です。2025年の閉局を前に、これまでの放送を振り返るとともに、新たなスタートを切るきっかけともなり得るでしょう。

もう一度検索