おばあちゃん (お笑い芸人)

おばあちゃん - 日本のピン芸人

「おばあちゃん」は、1947年2月12日生まれの日本のピン芸人で、吉本興業に所属しています。東京都国分寺市出身で、身長155cm、体重70kg、血液型はO型です。

略歴

おばあちゃんは4人きょうだいの第二子であり、長女です。子供の頃からお笑いが大好きで、特に中田ダイマル・ラケットや花菱アチャコ・横山エンタツ、京唄子・鳳啓助といった漫才師から影響を受けて育ちました。中学卒業後は希望した進学が叶わず、家計を支えるため造船所の設計部に勤務しながら、通信制高校に通いました。その後、短期大学を卒業し、様々な職を経験しました。

38歳の頃、彼女は乳がんのステージ4と診断され、30代から40代にかけて複数回のガン治療を受けるなど、波乱に満ちた人生を歩んできました。47歳の時に放送大学に入学し、乳がん手術後の患者の衣類の快適性について研究することで卒業論文を執筆しました。また、1998年には、第50回日本家政学会年次大会において研究発表も行いました。

定年退職を迎えた64歳の時には、高齢者劇団で不定期に「助っ人」として活動を開始しました。しかし、舞台の基礎を学びたいと考え続けており、友人の息子からよしもとクリエイティブアカデミーの放送作家コースを紹介され、そこでの学びを通じてNSC（吉本総合芸能学院）に入学しました。

芸名の誕生とデビュー

2018年に東京NSC24期生として入学した際、芸名をまだ決めていなかった彼女は、同期から「おばあちゃんでいいよ」との声を受けて、そのまま名付けられました。当初、同じ芸名を使っていたトリオが存在していたため、使用に悩む時間が続きましたが、卒業を前にそのトリオが解散したため、無事に「おばあちゃん」としてデビューすることができました。

2019年3月にNSCを卒業し、4月1日に72歳でプロデビューを果たし、その後も活動を続けています。2023年には神保町よしもと漫才劇場の所属メンバーとなり、76歳での劇場デビューは過去最高齢としてギネスにも認定されるほどの偉業です。

独自のスタイルと出演

彼女のネタは、年齢に基づいた日常生活を描く「シルバー川柳」が特徴的であり、オチを忘れやすい自身の特性を生かして、事前に作成したオチの川柳を使用するスタイルを取っています。彼女は綾小路きみまろを目標としており、「女きみまろ」を目指しているとのこと。

出演や活動

おばあちゃんは、テレビ、ラジオ、CM、ライブなど多岐にわたるメディアで活躍しています。2023年には、「激レアさんを連れてきた。」や「火曜は全力!華大さんと千鳥くん」といった人気番組にも出演し、多くのファンにその存在を知られるようになりました。また、2024年には自身の著書『ひまができ 今日も楽しい 生きがいを』を発表する予定です。

結論

おばあちゃんの活動は、年齢を重ねても新しい挑戦を続ける姿勢を示しています。彼女は笑いを通じて多くの人に楽しさや希望を届け、年齢に関係なく夢を追い続けることの大切さを教えてくれます。

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