おもしろ博士クイズ

おもしろ博士クイズの概要

『おもしろ博士クイズ』は、日本テレビで1982年11月から1983年9月まで放送されたクイズ番組で、視聴者参加型の形式が特徴です。この番組はロート製薬の一社提供で、毎週月曜日の夜7時30分から8時に放送されていました。

番組の形式と進行

番組は一般参加者が出場するスタイルで、多くの家庭や仲間が楽しめる内容となっていました。当初、出場者たちは3人の博士役の芸能人が出した答えの中から正しいものを選ぶという形式でした。最初は5人の家族チームが二組出場し、博士たちの提案をもとに解答を決めていましたが、1983年2月からは大学生ペアによる対抗戦に変更され、形式も3択の問題から筆記に変わりました。この際、これまで登場していた博士役の芸能人は全員降板し、新たな進行が行われました。

制作協力を行っていたIVSテレビ制作は、この番組の終了後にスタートした後継番組『おもしろクイズBOX』にも関与しました。

主な出演者

司会を務めたのは愛川欽也であり、博士役にはヒゲ博士の金田正一、マドンナ博士の市毛良枝などが出演していました。ドクター注の荒井注は、印象的なキャッチフレーズ「違うなあ、2人とも」を持ち、彼も毎回参加していました。それ以外の博士キャストは不定期に出演し、特に金田と原の二人が多く登場しました。

ルールの変遷

番組の初期、解答者は博士たちが行う科学実験のVTRを観ながら回答を考えました。実験映像の後、代表者が選んだ博士のボードが正解だった場合、チームに1点が与えられ、最終的に多く得点を集めたチームがハワイ旅行をかけたチャレンジゲームに挑戦しました。このチャレンジゲームでは、どの博士がパスポート入りの辞書を持っているかを予想する内容で、全員が参加できるものでした。

中期以降、問題形式は変わり、すべてを筆記方式とし、正解ごとに10点が与えられるようになりました。最後の問題に正解すれば20点であるなど、戦略性が増しました。また、ゲームの内容にも工夫がなされ、くす玉や風船を用いた新たなゲームへの変更がありました。

番組のエピソード

番組内のレギュラー陣は、1983年1月2日に同系列局で放送された正月特番『番組対抗かくし芸大会』にも出演しました。この特番では、すき焼きをテーマにした出し物を披露し、視聴者に強い印象を残しました。特に愛川が「おもしろ博士に聞いてみよう」と言うシーンでは、博士たちがそれぞれ意見を述べる様子が面白おかしく描かれました。

関連項目

似た形式の番組には1975年から1981年までNHKで放送されていた『ホントにホント?』があり、視聴者が正しい答えを推理する機会を与える内容でした。また、愛川が司会を務めていた『人生ゲームハイ&ロー』は、当番組の開始前に同時間帯で放送されていた番組として知られています。

『おもしろ博士クイズ』は、その独特なスタイルと参加型の楽しい内容が多くの視聴者に愛され、放送時期のクイズ番組としての地位を確立したものとなりました。

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