お昼のワイドショー
『お昼のワイドショー』は、1968年9月30日から1987年10月2日まで、日本テレビ系列で放送された平日昼の情報番組です。通称「昼ワイド」として親しまれ、主婦層を中心に幅広い視聴者から支持を得ました。
番組は、当初、ニュース解説や生活情報を提供するとともに、新倉イワオが企画した心霊研究コーナー「怪奇特集・あなたの知らない世界」や「女の事件」、「テレビ公開捜査」といった、当時は珍しかった企画を放送し人気を博しました。また、視聴者参加型のゲーム企画やカラオケ大会などのバラエティ要素も盛り込まれ、幅広いニーズに応える番組作りがなされました。
番組開始当初の司会は、青島幸男と横山ノックが務めました。当時、参議院議員でもあった二人は、国会会期中など、スケジュール調整が難しい場面があったため、八代英太と中山千夏がアシスタントとして参加し、番組をサポートしました。1971年からは日本テレビの単独制作となり、青島、八代、中山のトリオで番組が進行しました。
八代英太は1973年に事故で下半身不随の重傷を負いますが、リハビリを経て番組に復帰し、車椅子の司会者として視聴者に勇気を与えました。その後、1976年には中山千夏が降板、1977年には八代英太も番組を離れます。その後は、青島幸男も1979年に降板し、番組の司会は、古今亭志ん馬、神山喜久子、砂川啓介、生方恵一など、様々な顔ぶれに引き継がれました。
番組は、1987年10月に『午後は〇〇おもいッきりテレビ』としてリニューアルされる形で終了しました。最終回には、初代司会の青島幸男をはじめ、歴代の司会者や関係者が集まり、19年間の歴史を振り返りました。エンディングでは、後番組の司会者である山本厚太郎と泰葉が登場し、新番組をアピールしました。
番組の放送時間は、何度か変更されていますが、最終的には12時55分までとなりました。
ネット局に関しては、系列局以外にも、クロスネット局で放送される場合もありました。しかし、クロスネット局の都合上、一部地域では放送されないこともありました。また、スポンサーに関しても、全国ネットのスポンサーだけでなく、ローカルスポンサーも存在しました。このため、各局によって番組のロゴやテロップに違いが見られました。
『お昼のワイドショー』は、19年間という長きにわたり、視聴者に愛された長寿番組でした。その内容は、時代を映し出す鏡として、今もなお、語り継がれています。
1968.09 - 1971.03：青島幸男（月・水・金）／ 横山ノック（火・木）／ 八代英太 ／ 中山千夏
1971.04 - 1973.06：青島幸男 ／ 八代英太 ／ 中山千夏
1973.06 - 1974.03：青島幸男 ／ 中山千夏 ／ 古今亭志ん馬
1974.04 - 1976.09：青島幸男 ／ 八代英太 ／ 中山千夏 ／ 古今亭志ん馬
1976.10 - 1977.04：青島幸男 ／ 八代英太 ／ 古今亭志ん馬 ／ 神山喜久子
1977.04 - 1979.09：青島幸男 ／ 古今亭志ん馬 ／ 神山喜久子
1979.10 - 1980.03：古今亭志ん馬 ／ 神山喜久子
1980.04 - 1986.03：砂川啓介 ／ 神山喜久子
1986.04 - 1987.03：生方恵一 ／ 栗原アヤ子 ／ 小倉淳（日本テレビ アナウンサー(当時)）
1987.04 - 1987.09：生方恵一 ／ 岸ユキ ／ 小倉淳
テレビ長崎（当時NNN/FNNクロスネット局）は、1969年4月の開局時からこの番組を同時ネットしていたため、フジテレビの『笑っていいとも!』は夕方に時差放送されていた。
12時台にNET→テレビ朝日との同時ネットだったテレビ信州・テレビ大分、フジテレビとの同時ネットだったテレビ宮崎・鹿児島テレビ等、一部のクロスネット局では放送されなかった（なお、番組最後の「暮らしのヒント」のコーナーだけは『お昼のワイドショー』が放送されない地域の一部の局にもネットされた）。
初期に、当時NNNに加盟していた福島テレビ（FTV）が時差ネットをしたことがある。
その後日本テレビ系列の番組は福島中央テレビ（FCT）へ移行。その際「青島・ノックのお昼のワイドショー」の時差ネット局はなくなった。
ミヤギテレビは開局当時、NETテレビとのクロスネット局だったため、正午から『アフタヌーンショー』を放送していたので、この『お昼のワイドショー』はネットしていなかったが、1975年10月のテレビ朝日系の東日本放送開局に伴い放送を開始した。
テレビ岩手は開局当時はテレビ朝日とのクロスネット局だったため、開局当初から『アフタヌーンショー』を同時ネットで放送してきたが、ANN脱退直前の1979年10月に同番組を打ち切ってこの『お昼のワイドショー』の同時ネットに切り替えた（テレビ岩手は1980年4月からNNSフルネット局）。
スポンサーは基本的に日本文化センター等全国ネット協賛社のネットセールスであるが、一部ローカルスポンサー枠を設けていたほか、ネットスポンサーを差し替えることも可能だった。このためか、タイトルロゴや提供クレジット・アナウンスはネットスポンサーのみの局も含めて各局で送り出していたため、「お昼のワイドショー」のタイトルロゴ（デザインは全局とも同じ）のサイズや、テロップの縁取りの有無など各局ごとに差があった。
オープニングでは提供クレジットの後に日本テレビのみ「制作 日本テレビ」と制作クレジットを出していた。
エンディングのエンドカードも局によって分かれており、日本テレビなど明日の予告を出した局と単に「お昼のワイドショー また明日（来週）」と出した局で、さらに最終回のエンディングでも「来週からのこの時間は『午後は○○おもいッきりテレビ』をお送りします」とテロップを出した局と単に「お昼のワイドショー おわり」と出した局で分かれていた。
この状態は後番組の「おもいッきりテレビ」でも、しばらくの間続いた。
番組は、当初、ニュース解説や生活情報を提供するとともに、新倉イワオが企画した心霊研究コーナー「怪奇特集・あなたの知らない世界」や「女の事件」、「テレビ公開捜査」といった、当時は珍しかった企画を放送し人気を博しました。また、視聴者参加型のゲーム企画やカラオケ大会などのバラエティ要素も盛り込まれ、幅広いニーズに応える番組作りがなされました。
番組開始当初の司会は、青島幸男と横山ノックが務めました。当時、参議院議員でもあった二人は、国会会期中など、スケジュール調整が難しい場面があったため、八代英太と中山千夏がアシスタントとして参加し、番組をサポートしました。1971年からは日本テレビの単独制作となり、青島、八代、中山のトリオで番組が進行しました。
八代英太は1973年に事故で下半身不随の重傷を負いますが、リハビリを経て番組に復帰し、車椅子の司会者として視聴者に勇気を与えました。その後、1976年には中山千夏が降板、1977年には八代英太も番組を離れます。その後は、青島幸男も1979年に降板し、番組の司会は、古今亭志ん馬、神山喜久子、砂川啓介、生方恵一など、様々な顔ぶれに引き継がれました。
番組は、1987年10月に『午後は〇〇おもいッきりテレビ』としてリニューアルされる形で終了しました。最終回には、初代司会の青島幸男をはじめ、歴代の司会者や関係者が集まり、19年間の歴史を振り返りました。エンディングでは、後番組の司会者である山本厚太郎と泰葉が登場し、新番組をアピールしました。
番組の放送時間は、何度か変更されていますが、最終的には12時55分までとなりました。
ネット局に関しては、系列局以外にも、クロスネット局で放送される場合もありました。しかし、クロスネット局の都合上、一部地域では放送されないこともありました。また、スポンサーに関しても、全国ネットのスポンサーだけでなく、ローカルスポンサーも存在しました。このため、各局によって番組のロゴやテロップに違いが見られました。
『お昼のワイドショー』は、19年間という長きにわたり、視聴者に愛された長寿番組でした。その内容は、時代を映し出す鏡として、今もなお、語り継がれています。
歴代司会者
1968.09 - 1971.03：青島幸男（月・水・金）／ 横山ノック（火・木）／ 八代英太 ／ 中山千夏
1971.04 - 1973.06：青島幸男 ／ 八代英太 ／ 中山千夏
1973.06 - 1974.03：青島幸男 ／ 中山千夏 ／ 古今亭志ん馬
1974.04 - 1976.09：青島幸男 ／ 八代英太 ／ 中山千夏 ／ 古今亭志ん馬
1976.10 - 1977.04：青島幸男 ／ 八代英太 ／ 古今亭志ん馬 ／ 神山喜久子
1977.04 - 1979.09：青島幸男 ／ 古今亭志ん馬 ／ 神山喜久子
1979.10 - 1980.03：古今亭志ん馬 ／ 神山喜久子
1980.04 - 1986.03：砂川啓介 ／ 神山喜久子
1986.04 - 1987.03：生方恵一 ／ 栗原アヤ子 ／ 小倉淳（日本テレビ アナウンサー(当時)）
1987.04 - 1987.09：生方恵一 ／ 岸ユキ ／ 小倉淳
ネット局に関する備考
テレビ長崎（当時NNN/FNNクロスネット局）は、1969年4月の開局時からこの番組を同時ネットしていたため、フジテレビの『笑っていいとも!』は夕方に時差放送されていた。
12時台にNET→テレビ朝日との同時ネットだったテレビ信州・テレビ大分、フジテレビとの同時ネットだったテレビ宮崎・鹿児島テレビ等、一部のクロスネット局では放送されなかった（なお、番組最後の「暮らしのヒント」のコーナーだけは『お昼のワイドショー』が放送されない地域の一部の局にもネットされた）。
初期に、当時NNNに加盟していた福島テレビ（FTV）が時差ネットをしたことがある。
その後日本テレビ系列の番組は福島中央テレビ（FCT）へ移行。その際「青島・ノックのお昼のワイドショー」の時差ネット局はなくなった。
ミヤギテレビは開局当時、NETテレビとのクロスネット局だったため、正午から『アフタヌーンショー』を放送していたので、この『お昼のワイドショー』はネットしていなかったが、1975年10月のテレビ朝日系の東日本放送開局に伴い放送を開始した。
テレビ岩手は開局当時はテレビ朝日とのクロスネット局だったため、開局当初から『アフタヌーンショー』を同時ネットで放送してきたが、ANN脱退直前の1979年10月に同番組を打ち切ってこの『お昼のワイドショー』の同時ネットに切り替えた（テレビ岩手は1980年4月からNNSフルネット局）。
スポンサーは基本的に日本文化センター等全国ネット協賛社のネットセールスであるが、一部ローカルスポンサー枠を設けていたほか、ネットスポンサーを差し替えることも可能だった。このためか、タイトルロゴや提供クレジット・アナウンスはネットスポンサーのみの局も含めて各局で送り出していたため、「お昼のワイドショー」のタイトルロゴ（デザインは全局とも同じ）のサイズや、テロップの縁取りの有無など各局ごとに差があった。
オープニングでは提供クレジットの後に日本テレビのみ「制作 日本テレビ」と制作クレジットを出していた。
エンディングのエンドカードも局によって分かれており、日本テレビなど明日の予告を出した局と単に「お昼のワイドショー また明日（来週）」と出した局で、さらに最終回のエンディングでも「来週からのこの時間は『午後は○○おもいッきりテレビ』をお送りします」とテロップを出した局と単に「お昼のワイドショー おわり」と出した局で分かれていた。
この状態は後番組の「おもいッきりテレビ」でも、しばらくの間続いた。
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