お気に召すまま (曲)

『お気に召すまま』についての考察

「お気に召すまま」（英語: Any Way You Want It）は、アメリカのロックバンド、ジャーニーが1980年にリリースした曲です。この楽曲はバンドのアルバム『ディパーチャー』に収録され、シングルとしてもリリースされました。作詞と作曲は、ボーカルのスティーヴ・ペリーとギタリストのニール・ショーンによって手掛けられました。

ビルボードホット100では、23位という素晴らしい成績を収め、バンドの代表曲の一つとして位置づけられています。ライブパフォーマンスにおいては、曲の終幕で演奏されることが多く、観客を盛り上げる重要なパートとして愛用されています。この曲は、過去にリリースされたライブアルバムやDVDにも多数収録されており、ファンにとって特別な一曲です。

アルバムとメンバー

「お気に召すまま」は、アルバム『ディパーチャー』に収められており、ジャーニーのメンバーは以下の通りです：

• - スティーヴ・ペリー - リードボーカル
• - ニール・ショーン - リード＆リズムギター、バックボーカル
• - ロス・ヴァロリー - ベース、バックボーカル
• - グレッグ・ローリー - キーボード、オルガン、バックボーカル
• - スティーヴ・スミス - ドラム

また、2008年には新たなアルバム『レヴェレイション』でアーネル・ピネダがリードボーカルを務める形でセルフ・カヴァーが行われ、世代を超えた受け継がれ方も見られました。このアルバムでは、以下のメンバーが参加しています：

• - アーネル・ピネダ - リードボーカル
• - ニール・ショーン - ギター、バックボーカル
• - ロス・ヴァロリー - ベース、バックボーカル
• - ディーン・カストロノヴォ - ドラム、バックボーカル
• - ジョナサン・ケイン - キーボード、バックボーカル

評価と影響

「お気に召すまま」は、VH1によって「100グレイテスト・ハード・ロック・ソングス」のリストにおいて80位に選ばれ、音楽ジャーナリストからも高く評価されています。Ultimate Classic Rockによる評価では、Sterling Whitakerがこの楽曲をジャーニーの代表作として紹介し、そのエッジの効いたサウンドが後の作品への影響を与えたと評しました。

大衆文化においても、「お気に召すまま」は多くの場面で使用されてきました。1980年の映画『ボールズ・ボールズ』ではゴルフのシーンで流れ、アニメ『ザ・シンプソンズ』ではエンディング曲として使われています。また、テレビドラマ『glee/グリー』のシーズン1最終回では、他のジャーニーの楽曲と共に特別なアレンジ版として歌われました。さらに、ロック・ミュージカル『ロック・オブ・エイジズ』やアニメ映画『マダガスカル3』でも挿入歌として採用され、幅広いジャンルにその魅力を伝えています。

カヴァー

「お気に召すまま」は多くのアーティストにカヴァーされており、その魅力が色褪せることはありません。スチューデント・リックはサンプラー・アルバム『Victory Style, Vol.5』で、ライズ・アゲインストはアルバム『Revolutions per Minute』の隠しトラックとして収録しました。また、メアリー・J. ブライジも映画『ロック・オブ・エイジズ』でこの曲を披露しています。

「お気に召すまま」は、年月を経てもなお人々の心に残り続ける名曲です。ライブ演奏や様々なメディアでの使用を通じて、その影響力と存在感が今もなお大きいことを示しています。

もう一度検索